今週のローカルニュース:2017年2月4日~11日

2017年2月5日:ハワイ州の木
今現在、ハワイ州の木はククイであるが、これをオヒアに改めようという動きがある。オヒアはハワイ固有の木で、最近では、「ラピッド’オヒア・デス」という病気によるオヒアの突然死が問題となっている。オヒアはハワイの生態系にとって大変重要な役割を果たしており、ポリネシア人が持ち込んだククイではなく、オヒアをハワイ州に木と制定するべきという声がある。ハワイ州議会はこれを正式に検討する構えだ。
2月6日:キム郡長がコンポスト施設の建設契約を撤回
キム、ハワイ郡長は、昨年ハワイ郡が署名したコンポスト施設建設契約を撤回する意向を明らかにした。これは費用が高すぎることが原因だという。現在ハワイ島ではヒロのごみ埋立地が満杯になることから、ゴミの削減が大きな課題となっている。ハワイ郡はなるべく多くごみをリサイクルとコンポストに回し、ごみ自体を減らすことを目指している。
2月7日:サドルロードの最高速度
サドルロード(ダニエル・イノウエ・ハイウェ=)の最高速度が一部の区間で55マイルから60マイルに変更された。速度表示の看板は数にしておよそ70あるという。
2月8日:バケーションレンタルの規制
現在、税金を払わない違法バケーションレンタル(短期貸し)がハワイ州では大きな問題となっている。昨年、VRBOやAIRBnBのような大手バケーションレンタルサイトがオーナーに代わって税金を納める法案が州知事によって拒否されたが、また新たに同様の法案が審議される雲行きだ。短期バケーションレンタルによる収入が全て申告された場合の税収入はおよそ9300万ドルと試算されている。また、違法賃貸はHP上で広告をだせなくするなどの規制も課す方向だ。ただこの法案の原案はヒルトンホテルによるロビー活動の賜物とも見られており、必要性を疑問視する声もある。
2月8日:プナに新たなショッピングセンター
これまで長年検討されてきた、プナのショッピングセンター建設計画が動き出す見込みだ。2916坪のリーススペースを持つこの商業スペースはPUNA KAIという名称となる。マクドナルドとコーヒー・ビーン&ティ・カンパニーが入ることは明らかになっている。
2月9日:違法溶岩ツアー
最近キラウエア火山の海上溶岩ボートツアーが違法で行われているという。ハワイ郡警察は2件の摘発を行ったことを明らかにした。船の商業利用は、適切なライセンス、海上保安局の検査、キャプテンライセンスなどが必要となるが、ライセンスなしに違法で営業している船があるという。
2月10日:チャーリーの友達
コナの歴史を体験できるウチダファームのロバ、チャーリー、に友達のロバが与えられたが、現在そのロバの命名作業が進行中。120以上の案が寄せられたが、Flo, Lucy, Manin, Mele, Shizuの5候補が残った。3月1日まで1ドルで一般が投票できる。’
2月11日:観光客数
ハワイ州を訪れる観光客数は今年も1.5%増えることが予測されている。ハワイ州によれば、今年の観光客数は910万人に達すると見られている。ハワイの給与上昇率は2.1%で、全米の1.4%を上回り、また失業率も3%以下の2.9%につけている。