何故今ハワイ島西側の不動産なのか。

ハワイ諸島の一番東に位置するハワイ島は、その大きさ故「ビッグアイランド」の愛称で知られています。四国のおよそ半分ほどの面積を持つハワイ島は、他のハワイ諸島を足してもまだ有り余る土地を有しています。ビッグアイランドには10の気候帯が存在し、灼熱の溶岩砂漠から雪が降る氷雪気候帯まで、ダイナミックな自然を手軽に体験できることも大きな魅力でしょう。

近年、米国の富裕層から大きな支持を得ているのがハワイ島西側のコナとコハラコーストです。ハワイ州最大手のエスクロー会社「タイトルギャランティ」の調べによれば、過去10年間ハワイ州で、300万ドル(100円換算で3億円)以上の物件が最も多く売れた地域はハワイ島コナでした。そしてコハラコーストが7位です。

他島にはほとんど存在しない、超高級プライベート・リゾートに加えて、ロックフェラーなどが築いた高級リゾートなど、ハワイ島西側の人気には色々理由がありますが、幾つか挙げるならば:

  • ハワイの中でも安定した晴天率
  • 素晴らしいゴルフ場
  • 4000mの山々に守られて災害に強い
  • ローカルとの触れ合いが残る本当のハワイ
  • 大自然(4200mのマウナケア、キラウエアなど)
  • 日本からの直行便、米国本土からの直行便
  • 最高のビーチ(そうです。ハワイ島には全米1に選ばれたビーチが複数存在します)

などなど。他島では感じえない魅力があるのです。

雨が全米一多い東側(ヒロ側)では不動産価格が安いのに対して、コナ側の不動産価格はオアフ島、マウイ島と肩を並べているのは面白いところです。
米国の本当の富裕層が投資をし、楽しむハワイ島の魅力を是非体験してみてください。

ハワイ島西側の不動産価格の目安は:

コナ
コンドミニアム:55万ドル程度~
戸建て:110万ドル程度~

リゾート不動産
コンドミニアム:100万ドル~
戸建て:500万ドル~

プライベートリゾート不動産
コンドミニアム:300万ドル~
戸建て:700万ドル~

 

Photos by Rintaro Sam Kaneko – ハワイ島の自然を愛する、ハワイの写真家。MAHALO SUNSET HAWAII

 

ハワイ島諸々

ハワイには非常に興味深い歴史があり、特に日本人にとっては他人事ではない部分が多分にあります。古代ハワイアンが、マルケサス諸島やタヒチからカヌーでハワイ島に渡ってきた際に利用した古代航海術は、知れば知るほど驚嘆させられますし、その後の植民地主義の影響とカメハメハ大王によるハワイ王国の統一。日本からの移民とコナ・コーヒー。米国への併合。ハワイの歴史と日系人の歴史は興味深いものがあります。

ハワイ島の人口はおよそ20万人程度。ハワイ島西側はハワイ州で現在一番人口が増えている地域でもあります。冬季には「スノーバード」と呼ばれる、別荘族が米国本土と世界ハワイ島を訪れるためにシーズンによる人口の増減は激しいと考えられます。サトウキビのプランテーションで栄えた東側のヒロはハワイ州第2の都市。そして西側にはコナ・コーヒーで有名なカイルア・コナの街があります。ジェット機の発達と観光業の発展により、コナは1970年代から大きく発展しました。今ではコナの人口は6万人ほどに増え、旅行客の8割はコナおよびコハラの西側に宿泊しています。その他、北にはパーカー牧場で有名なワイメア、南には米国最南端のサウス・ポイントやキラウエアがあります。

カメハメハ大王がこの島で生まれ、コナを最初の首都に制定したこと、鯨がわざわざこのハワイ島沖で冬を過ごすこと、イルカがハワイ島で休息と子育てをすること、マウナケアがあること、キラウエアがあること、古代ハワイアンが最初に上陸した島であること、日本人の移民が最初に到着した島であること、日系人がコナコーヒー農園の基礎をつくりあげたこと、などなど・・・

すべて偶然といってしまえばそれまででしょうが、何か神秘的な力がこのハワイ島に存在することは確かです。

 

人口

ハワイ島の人口は2021年でおよそ202,900人。
ハワイ州で最大の人口はオアフの988,650人。続いてハワイ島、マウイ、カウアイとなっています。
2010年からの人口増加率:8.3%

●人種:ハワイ島の人種の内訳は以下の通り。

  • 白人:34.1%
  • ハワイアン:27.5%
  • 日系:14.5%
  • フィリピン系:10.8%
  • 中国系:1.8%
  • その他:11.2%

●住民の平均年齢(中央値):37.7歳
●世帯数:67,054
●世帯収入中央値:$56,395
●人口における65歳以上の割合:20.1%