今週のローカルニュース:2017年2月12日~2月19日

2017年2月12日:税収不足
キム、ハワイ郡長は3月1日の予算案提出期限に向けて、1200万ドルの税収不足分をどのように埋めるか思案している。予算のどの部分を調整するかで、各部署と協議を進めている。昨年度のハワイ郡の予算は4億6270万ドル。キム郡長は公共のハレオン・バスの無料化を復活させたい意向だが、現在は未定だという。オーシャンビューやプナでの犯罪率が上がっているため、警察、消防のアップグレードも必要だという。

2月13日:ハワイ大学の望遠鏡アップグレード
ハワイ州は、マウナケア山頂にあるハワイ大学の天体観測所のアップグレード費用として500万ドルを認可した。これはおもに観測所の改装などのハードコストに使われ、天体望遠鏡自体には使われない。ハワイ大学は天体望遠鏡操作を無人化する計画だが、当初250万ドルと算出していたこの費用は倍以上かかることが明らかになっている。今回のアップグレードにより、マウナケアの最初の天体観測所は今後20年~40年は稼動できる見込みだ。

2月14日:コナの水源管理(アクアファイアー)
カロコの国立公園が古代ハワイアンのフィッシュポンドを保護するために申請していた、水源管理規則がハワイ州によって棄却された。ホノコハウハーバーの北には、海水と淡水をうまく組み合わせて古代養殖所が残っているほか、この地域は非常に独特な生態系を有していることで知られている。近年コナで開発が進んでいることから、地下水源の水位が下がり、真水の量が減ったと国立公園は主張していた。今回の規制案が通った暁には、全ての開発は国立公園の許可を得なければならなくなり、大きな混乱が予測されていた。現在のコナの地下水のくみ上げ量は供給量の3割強であり、国立公園の淡水量に影響を与えるレベルではないというのが、ハワイ州の結論。

2月15日:ガソリン税と重量税
イゲ知事は、ガソリン税と重量税の増税を示唆した。上院法案1012は、現在のガソリン税を16セントから26セントに引き上げる(1ガロン)。また登録税は45ドルから50ドルに引き上げられる。 重量税は1ポンドあたり、2-2.5セント引き上げられる。これはミッドサイズのSUVで年間16ドル程度の増税となる。これらの税収はハイウェーの維持に使われる。

2月16日:発泡スチロール禁止法案ふたたび
昨年僅かな差で、可決しなかった発泡スチロール禁止法案が郡議会でまた審議される。昨年は委員会決議は4対4で東と西で真っ二つに割れた。東のヒロは法案反対。西側のコナの議員は法案賛成だった。