今週のローカルニュース 2016年12月4日~

2016年12月4日:クイーンKハイウェー拡幅工事の遅れ
2015年からスタートしたホノコハウ・ハーバーから空港までの拡幅工事が止まっているが、その理由が明らかになった。ハワイ州によると、拡幅工事区間2箇所で史跡への侵害が確認され、その対処と将来的な予防措置についての方策が固まるまで、工事が再開できないことがわかった。9000万ドルのこのプロジェクトは2017年9月に完了する予定だった。今回侵害が見つかったのは、2つの史的価値を持つ「TRAIL TO THE SEA」とMAMALAHOA TRAIL。TRAIL TO THE SEAはカロコのフィッシュポンドと山側のコハナイキ・ホームステッドをつなぐ、重要なトレイルであり、ママラホアトレイルは、馬の輸送に使われていた重要なトレイルだったことがわかっている。侵害はヒナラニ・ストリートの付近でおよそ16フィートが認められている。もう一箇所は明らかにされていない。完成は14ヶ月ほどの遅れ、2018年11月になる見込み。

12月5日:ホノルルの市電建設難航
今回のホノルル市長選挙でも最大の争点となったホノルルの市電だが、予算など様々な問題に直面している。この市電計画はカポレイからアラモアナまで、およそ32キロをつなぐ計画だが、当初の52億ドルの予算が、今年9月の時点では86億ドルに膨れ上がった。そして今回新たに発表された試算では95億ドルとなっている。ホノルルでは10年間の期限付きで、消費税(GE税)を0.5% あげているが、これを永久措置とすることも検討されている。

12月6日:ハリー・キム郡長が就任
前現職のハリー・キムが8年ぶりに郡長の座に返り咲いた。月曜日にヒロで行われた就任式の中で、 マウナケアにおける天文台の建設に賛成を表明し、マウナケア自体を「PEOPLE’S PARK」としたい考えを明らかにした。マウナケアをハワイのシンボルとする意向。また現在ハワイ大学によって管理されているマウナケアを市民の手に委ねたいとも話した。

12月8日:米国の平均寿命
アメリカ政府によると、米国国民の平均寿命が短くなっている。 2015年の死因トップ10のうち、8つで死亡数が増加し、米国人の平均寿命は昨年よりも1ヶ月短くなり、78歳9.5ヶ月となった。1950年の米国の平均寿命は68歳だった。米国の死因ナンバーワンは心臓病。男性の平均寿命は76歳。女性は81歳。それぞれ、3ヶ月と1ヶ月づつ寿命が短くなった。唯一寿命が変わらなかったのは黒人女性だという。

12月9日:グラミー賞
ヒロ出身の KALANI PE’Aがハワイから唯一米国グラミー賞候補となった。グラミー賞は米国ではミュージシャンの最高峰の賞。今回候補となったのは、最新アルバムのE WALEA 。地域音楽部門で候補となった。
33歳のシンガーは、現在はマウイに在住。ユーチューブのリンクはこちら。

12月9日:カハカイ小学校のロボット部がハワイ州で優勝
ホノルルで行われた、ハワイ州ロボット大会で、コナのカハカイ小学校が優勝した。42校によるj決勝トーナメントにはハワイ島から3校が参加資格を得ていた。

12月10日:ハワイ島警察が2.8キロの覚せい剤を押収
ハワイ島警察は郵便物に紛れて届けられて覚せい剤2.8キロ(流通価格28万ドル)をコナ空港で押収したことを発表した。容疑者の逮捕につながったのかは明らかにされていない。