ハワイで不動産を購入・売却する際に登場する「エスクロー期間」。

これは、売主と買主が条件に合意し「成約」してから、登記(クローズ)するまでの期間を指します。聞き慣れない言葉かもしれませんが、ハワイでの不動産取引においては、重要かつ不可欠なプロセスです。

今回は、エスクロー期間の一般的な流れと、それぞれの段階で何が行われるのかをわかりやすくご紹介します。

一般的なエスクロー期間の目安

  • 現金取引:約30日

  • 融資(ローン)を利用する取引:約45日

実際の取引は物件や状況によって前後しますが、ここではローン付きの45日スケジュールをベースに解説します。

エスクロー期間の流れ(例:45日スケジュール)

【Day 0】成約(オファー承諾)|エスクロー期間スタート!

  • 買主と売主が合意し、「成約」

  • エスクローが開設され、第三者機関が取引の監視と管理を開始

  • 通常、3営業日以内に手付金(Earnest Money)を支払い

【Day 1〜14】調査期間(インスペクション・コンティンジェンシー)

この期間中、買主はキャンセルが可能。物件に問題がないか調査を進めます。

  • ホームインスペクション(家屋検査)

  • シロアリ検査の会社選定

  • タイトルレポート(所有権報告書)の確認

  • エスクロー開設に関する書類作成

  • 重要事項説明書(売主が作成/買主が確認)

❗️問題があれば、この段階でキャンセルすることで手付金の返金が可能です。


【Day 15〜30】ローン審査・所有権確定のプロセス

調査期間が完了すると、いよいよ契約を前提にクロージングへ向けて具体的な準備が進みます。

  • 不動産鑑定(Appraisal)

  • シロアリ検査の実施

  • 中間金の支払い(必要に応じて)

  • 管理組合関連書類(ハウスルール、会計書類など)の確認

  • 所有権(Title)確定

  • 修理

このタイミングで新たな開示事項が発覚した場合には、契約内容に従い交渉またはキャンセルも可能です。


【Day 31〜40】取引条件の確認・準備

  • 最終ローン承認(Loan Approval)

  • シロアリ検査報告書の確認

  • 測量図や測量報告書の確認

  • 譲渡書類への署名・公証


【Day 41〜42】最終物件確認

  • クリーニングの確認

  • 物件の最終確認(不具合がないか、修繕完了の確認など)

  • 電気・ガス・水道などのライフライン契約切替の手続き


【Day 43】決済資金の送金

  • クロージング48時間前までに、買主が取引資金をエスクロー口座へ送金完了している必要があります


【Day 45】クロージング & 登記完了!

  • エスクローが売却代金を売主へ振込

  • ハワイ州にて登記が完了し、正式に所有権が移転

おめでとうございます!この日をもって正式に物件の引き渡しが完了します。

補足:このスケジュールはあくまで一例です

実際のエスクロー期間は、以下の要素によって短くなったり長くなったりします。

  • 購入方法(現金 or 融資)

  • ローン審査の進行状況

  • 修繕や調査結果による交渉の有無


まとめ:安心して取引を進めるために

ハワイのエスクロー期間は、買主・売主の双方にとって透明性があり、トラブルを避けるための大切な時間です。

日本とは異なる制度のため、最初は戸惑うかもしれませんが、手順をしっかり理解することで安心して不動産取引が進められます。

もしハワイでの物件購入や売却をお考えでしたら、お気軽にご相談ください。エスクロー期間中も、チームでしっかりとサポートさせていただきます。