あろは!!

昨日マウナケアリゾートの入り口のゲートを通過する際、顔見知り(名前は知らないけれど、向こうは不動産業者である僕のことを知っている)のリゾートの警備員が、通り過ぎた後に追っかけてきて、不動産市場について尋ねてきました。後ろには数台車がいたのに・・・

それだけ、この1カ月半の米国市場の動きが激しいという表れでしょう。
マーケットの質問については、簡単な答えはないのですが、「地域、価格帯による」ということになると思います。十把一絡げで全てを話すのは無責任であるとは思っています。とはいえ、この1年半は全ての価格帯、地域でホットだったので、それはそれで簡単でしたが。

今週は5月のインフレ統計のニュースで始まり、(1981年以来の高インフレ率、+8.6%)、コンパスとレッドフィンが人員削減を発表。そして、米FRBは異例の0.75%の利上げをしました。

今週は「景気後退」の話で持ち切りです。

水曜日にタイミングよく、ボストン、カリフォルニア、テキサス、ハワイの売れっ子ブローカーの情報交換会が開催され、なかなか面白かったです。
ハワイの不動産を購入するバイヤーが多い州は:

1)カリフォルニア
2)ワシントン
3)コロラド
4)オレゴン
5)テキサス
6)ニューヨーク

となっています。この辺りの市場の動向を見ておくことは非常に重要です。
1時間の情報交換会の総括としては、全ての市場がこの45日間で変化したのは間違いはないようです。

ただし、米国本土はハワイの不動産市場など比較にならないほどホットでした。特にテキサスあたりは、オファーは20件入るのが当たりまえ。価格は希望価格の2割増し。。。。

ハワイはそこまでではありませんでした。それでもコロナ前からの価格上昇率はおよそ5割です。

不動産市場は、バランス回帰の時期に突入し、今現在マーケットはまだ良い状態であるが、「売れ行きが悪い地域、売れない物件がでてきている」、というところで落ち着きました。

まあ、ここ1年半のなんでも高く売れる市場、が終わりつつあるということでしょう。

ただし、どのマーケットも在庫(売り物件数)はコロナ前の3割~4割。売り物件極端に少ないので、取引件数が昨年の2割減程度になっている地域が多いのが実情です。コナはコンドミニアムはコロナ前の3割。戸建は4割の在庫件数です。
そして、在庫の少なさを反映して、不動産価格はまだ上昇傾向です。

ハワイに関していえば、別荘需要が多く、ローンが必要のないバイヤーが多いので、今のところはそこまで金利高の影響は出ていません。

ただし米国本土ではこの45日間で取引キャンセル率が25%の地域もあるそうですから、ローン購入が主流な地域と価格帯では切実です。

続きます。