今週のローカルニュース

4月2日:メリーモナーク
最大のフラの祭典、第53回メリーモナークフェスティバルがヒロで始まった。 今年は男女合わせて29組が出場。カヒコ(古典)、アウアナ(モダン)、そして総合で競う。

4月1日:GE税増税?
ハワイ州の消費税ともいえるGE税の増税が検討されている。オアフはモノレール建設費用として、すでにGE税が他島 よりも高い。ハワイ島は現在4.167%であるが、これを0.5%上げて、4.667%にする案が検討されている。来週火曜日にヒロで審議され、これが可決されると、2018年1月より施行されることになる。この増税分は、道路、鉄道、バスなど公共交通システムのインフラに使われるものとされている。

4月1日:鬼塚スペース博物館閉鎖
コナ空港のオニズカ・スペース博物館が閉鎖となり、25年間の歴史を閉じた。博物館はより大きな場所に移転するオプションもあったが、人材と資金不足から、閉鎖することを決定した。この博物館はスペースシャトル・チャレンジャーの事故で亡くなった、コナ出身のエリソン・オニズカ大佐を記念して25年前にオープンしたものだった。地元の学校の遠足などで親しまれていた。

3月31日:ハイウェー工事再開
3月18日から止まっていたクイーンKハイウェー(11号線)の拡張工事が再開する。これはホノコハウ国立公園の遺跡に配慮して拡張計画を修正したことに起因する。当初の計画よりも、中央分離帯部分を狭くし、擁壁を建造することになるため、ハワイ州の建築許可 が新たに必要となったものだ。1億ドルの拡張プロジェクト自体への遅れはなく、予定通り、2017年5月に海側道路を舗装できるということだ。

3月29日:30m望遠鏡
マウナケアの山頂に建設が予定されている、世界最大の30m天体望遠鏡が地元ハワイアンの反対により、建設が危ぶまれているが、30m望遠鏡側はハワイ島に建設できない場合に備えて、インドでの建設を考えていることを明らかにした。14億ドルの巨大プロジェクトは一旦はハワイ州からお墨付きをもらったものの、着工段階になって、現在大きな反対に逢っている。4200m強のマウナケア山頂には現在、日本のスバル天体望遠鏡を含む、13の天体望遠鏡があるが、実現すればこれらを凌ぐ大きさとなる予定だ。ハワイ州最高裁判所は12月には、環境アセスメントが十分でないことを理由に建設許可を取り消した。今後早い段階で建設許可が取得しない場合には、別の場所に建設する意向を発表している。この天体望遠鏡は、ハワイ大学、カリフォルニア工科大学、カリフォルニア大学、カナダ大学連盟、日本、中国、インドが共同出資している。

3月27日:地方債
先月ハワイ郡のケノイ郡知事が2億3500万ドルの地方債を発行したことで、ハワイ郡の総発行額は3億7500万ドルを越え、ハワイ郡の財政状況を疑問視する声が上がっている。地方債の金利支払いが予算の19.4%を占めることとなり、年間の金利支払いは4390万ドルとなる。来年度から知事が新しくなるが、しばらくは地方債は発行できないのは明らかであり、これが行政の足かせとなることも危惧されている。

3月27日:ハワイ州民主党候補決定
ハワイ州民主党党員集会で、バーニー・サンダーズ乗員議員がクリントン前国務長官に圧勝。70%以上の票を獲得した。ハワイは元来民主党基盤。

3月26日:ハワイ島の人口が20万人に
2015年は前年の伸びを2412人越え、ハワイ島の人口は19万6428人となった。2014年は19万4016名だった。ハワイ島の人口は年およそ1.2%増加しており、これは一日あたり7人増えている計算になる。ハワイ州全体では2015年は前年より0.8%増え、143万1603人2015年に。人口が最も増えたのはカウアイ島で1.5%。オアフが0.7%、マウイが0.8%。米国は2015年に人口がおよそ250万人増え、3億2140万人となっている。