あろは。
ここのところ、娘2人が立て続けに風邪を引き、夜が大変です。ふー。
そんな寝不足の身体を引きずって、ショートセール(担保割れ物件取引)とフォークロージャー(差し押さえ物件取引)の専門家養成クラスに出席してきました。
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丸一日みっちり講義を受けて、テストを受けてきました。あと3つ講義を受けると、SFR(ショートセール、差し押さえ物件取引専門)に認定されます。
今回の講義は、どのようにして困っている売主を助け、買主に効果的なアドバイスを行い、ショートセールとフォークロージャー取引を成功に導くかということに焦点があてられていました。
ショートセール、いわゆる担保割れ物件は、売主、買主に加え、銀行が絡むので非常に時間がかかり、かつ複雑な取引となります。全米のショートセール取引のクローズ率はなんとわずか19%だそうです!
ショートセールは不動産エージェントとしても、買い手の立場からも避けたいところですが、日に日に増えているので避けるのが難しくなっています。ちなみに私は、昨年から10件ショートセール物件にオファーを書いていますが、そのうちエスクロー入りしているのは2件です。ほぼ確率どおり。
返事が来ないものが5件。売主が設定した売り出し価格を上回るカウンターオファーを銀行が提示してきたのが3件。

本日の講師はアリゾナからでしたが、フェニックスでは売り物件の6割以上がショートセールまたは差し押さえ物件なのだそうです。
ちみにアリゾナは全米で最も物件価格が下がっている州です。
ここハワイ島コナでは、売り物件に対するショートセール、差し押さえ物件の比率は戸建、コンドミニアム共におよそ20%です。マウイも同水準です。

市場価格よりも極端に安いショートセールがクラスでも問題になっていました。一般的に銀行は市場価格の88%~85%程度での売却を目指しており、それ以下の価格は認められないことが多いようです。価格だけで飛びつくとろくなことはありませんので、ローン額、第2抵当の有無、税金や共益費の滞納状況、売り手の財政状況などなどの情報を吟味して物件選択をすることが重要となります。

現在はショートセール取引に対して、きちんとしたルールが存在していません。連邦政府もショートセール取引が成立しやすいよう、動き始めました。
私もお客様により良い物件を購入して頂ける様、精進しないといけません。

時間があるかたはショートセールにトライするのも面白いかもしれません。
 

 

 

 

 

 

 

 

ああと