今週のローカルニュース

2016年8月22日:医療用マリファナ登録者数はハワイ島がトップ
ハワイ州では現在、医師の診断により 痛み止めなどの目的としてマリファナの利用が必要と認められた患者に限り、マリファナを栽培、使用することができる。ハワイ州保健局によれば、こうした医療マリファナの使用許可を持っている患者は合計14492人で、そのうちの42%にあたる6101人がハワイ島に居住していることがわかった。ハワイ島の人口はハワイ州のおよそ13%にあたる。東側のヒロの南にあるパホアは人口の14000人強だが、そのうち702人が医療マリファナ登録者で、住民の11%にものぼるという。ハワイ州のマリファナ推進派によれば、リベラルで、革新的な人ほどハワイ島に住む傾向があると話している。

2016年8月22日:ミスハワイ島決定
11月に毎年開催されるミスハワイ・コンテスト。今年は初めて、各島で予選が行われ、ミスハワイ島として、コナ在住のシェリー・ラボイエが選らばれた。この後ミスハワイが選出され、最終的にはミスユニバースへと続く。

2016年8月23日:ドルフィンスイムが禁止に?
連邦政府は現在、ハワイで大人気のドルフィンスイムを禁止する方向で検討に入っていることが明らかになった。全てのハワイ諸島にはドルフィンスイムをメインにした観光会社が多く存在する。これからの会社はボートに客を乗せ、イルカがいると客を海におろす。連邦政府は、夜間活動したイルカが、昼間人間に追い立てられることによってストレスを感じており、長期的に生態系に悪影響を及ぼすと考えている。夜間沖で捕食活動を行うイルカは、昼間は岸の近くで脳を半分休ませて、休息する。人間が近寄ることによってイルカが休息できないというわけだ。9月7日にコナワエナ高校、9月8日にはケアラケヘ高校で公聴会が開催される。新しい規則は、ドルフィンスイムを禁止し、イルカの50m以内に近づいてはならないことになる。イルカが近づいてきたらどうするのか?ボートを使わず、泳いでいる場合にはどうなるのか、など現時点では多くの疑問が投げかけられている。

2016年8月23日:ハワイ州道路建設債
ハワイ州はこの度、道路建設債として資家から2億4700万ドルの収入があったことを明らかにし、そのうちの1億2700万ドルが実際に道路建設費用として、各郡に振り分けられるという。ハワイ島の取り分は2200万ドルで、アコニ・プレ・ハイウェー、ママラホア・ハイウェー、コハラ・マウンテンロード、ダニエル・イノウエ・ハイウェーなどの建設や補修に用いられる。

2016年8月24日:ワイコロアに新しいバイオエネルギー処理場建設を検討
バイオエネルギー・ハワイ社が、ワイコロアリゾートとワイコロアビレッジの間に、ゴミを嫌気性微生物を利用して処理するバイオエネルギー処理施設の建設を検討している。5000万ドルのこのプロジェクトが完成した暁には、ゴミを使って堆肥、肥料などを作り、その副産物のメタンやその他のガスで電気を発電する。一日の処理能力は200トンと見られ、現在ワイコロアのゴミ処分場に捨てられるゴミを7割減らすことが可能になるという。この施設は処理能力を400トンまで拡充できる計画になっている。現在ワイコロアのゴミ処分場は一日300トンのゴミが集められており、ここにヒロからのゴミ200トンも運ばれる予定だ。計画が順調に進めば、2019年にはスタートできると見られており、これはヒロに新しくできるコンポスト処分場の開始時期が同じ。このバイオエネルギー処分施設は民間企業によるプロジェクトであり、ハワイ郡にはお金はかからない。ただし、西ハワイの植栽ゴミが減ると、ヒロに持ち帰るコンポスト用のゴミが減り、トラック輸送の効率が落ちたり、コンポスト場の効率が落ちたりする可能性があるという。ハワイ郡はこの新しいバイオエネルギー処分施設のプロジェクトをニュートラルな立場から見守るという。