今週のローカルニュース 2017年1月29日~2月4日
2017年1月29日:ハワイ州で尊厳死
ハワイ州議会は尊厳死を認める法案を検討している。昨年州民に対して行われたアンケート調査では8割 の住民が尊厳死に賛成している。現在尊厳死を認めているのはオレゴン州、ワシントン州、バーモント州、カリフォルニア州、コロラド州。これまで尊厳死に反対していたハワイ州医師会は、賛成はしないまでも、反対はしないと表明している。
1月30日:コナブレンドを巡る論争
現在ハワイでは、10%以上コナコーヒーが使われていれば、「コナ・ブレンド」とパッケージに明記することが認められている。ハワイ州はこの比率を51%まで上げる構えだ。低い混合率を支持しているのは大手コーヒー会社。コナ地元のほとんどは小規模経営のコーヒー園であり、こうした小規模農家はコナの名前は100%以外利用できなくするべきとの意見が多い。ハワイ州議会は51%の法案を審議する。
2月1日:チャーリーの友達
コナでもっとも有名なロバ「チャーリー」に待望の友達ができた。ロバは集団で生活する動物で一頭では暮らせないことが知られている。コナ歴史コーヒーファーム「ウチダファーム」のチャーリー(30歳)はコナでは知られた存在だ。そのチャーリーに友達を見つけようと、コナ歴史保存会はクラウドファンディング(インターネットでの資金集め)を使っておよそ1万ドルを集めた。新しい友達ロバは寄付されたが、飼育施設の拡充などに費用は当てられているという。友達のロバの名前はまだ決まっていない。
2月3日:コナアワビが投資家を募集
ビッグアイランド・アバロニ社は、今後数ヶ月で投資家が現れない限り、事業を閉鎖すると発表した。これは親会社のトライデント社の意向による。トライデント社は米国有数の水産会社で、17もの加工工場を持つ。トライデント社、アワビの養殖事業からは手を引き、本業である加工業に力を注ぐという。ビッグアイランドアバロニ社は現在10エーカーの土地で、海洋深層水を利用して蝦夷アワビの養殖を行っている。34名の社員は職を失うことになるという。NELHA(ハワイ州自然エネルギー研究所)はすでに跡地利用の問いあわせがはいっているという。
2月4日:ハワイ州が大統領令に対して提訴
ハワイ州はトランプ大統領による特定の国民の入国を禁じる大統領令は違法として、連邦裁判所に提訴した。ワシントン州やミネソタ州などでも同様の裁判が起きている。