あろは!

来週ロサンゼルスに飛びます。
超大型取引を年末に完了させて以来なので、ほぼ半年ぶりのロサンゼルスになります。

主な目的はREALMという不動産ブローカーの団体のミーティング・イベントに参加して、VRのプレゼンをすること。
REALMは米国主要都市のトップ不動産エージェントの情報交換を目的として数年前にできたグループです。
推薦と審査があり、誰でも入れるわけではないのが、ミソ。ヨーロッパのメンバーもいて、世界規模に広がりつつあります。
有難いことに、タイミングよく推薦していただき、審査も通り、創設メンバー(FOUNDING MEMBER)加えてもらうことができました。
それにしても、米国の不動産業界では知られた名前が並び、少々ビビります。
米国の凄いところは、先輩、後輩の隔たりがないこと。どんなにエージェントでも皆横並び。実力次第。
勿論このグループ唯一の日本人でもあるので、その点も緊張するところです。

このREALM(レアルム)にはいくつか他の団体にはない特徴があります。

1)会社・ブランドを超えたパートナーシップであること
COMPASSは素晴らしいですが、ブランドに縛られず、ベストなパートナーと仕事をするのは、効率的であり、強いてはクライアントのためにもなります。不動産は「ご縁」をつないでいく仕事でもあります。
世界をまたいでパーソナルなレベルでつながれる機会は非常に貴重です。米国の不動産業者はほぼ全員自営業であり、最終的には自分の人間力で勝負しなければならないという、厳しい世界です。それをよくわかっているトップのエージェントが集まってできたグループであるところに大きな意味がある思っています。ブランドだけでは差別化が図れない時代に突入してきています。

2)エージェントによる、エージェントのための、グループであること
米国では、不動産エージェント排除の動きが出ていますが、「エージェント不要論」の先鋒で最高裁で争っていた、REX社がどうやら倒産するようです。
不動産取引はネットのみで完結させるのは難しいと考えています。エージェントがそれぞれの経験とノウハウを共有しあってそれぞれを高めあうことは、不動産業界にとっても、クライアントにとっても有意義なことだと考えます。エージェントの重要性を認識してもらうためにも、意識の高いエージェント同士が業界のレベルを高めていかねばなりません。

3)ウェルスX
米国では広く知られた富裕層データベースのウェルスXと提携しており、かなり詳細なプロファイリングデータが手に入ります。所属エージェントの顧客データをAIを使って物件とマッチングさせていきます。ウェルスXの富裕層プロファイリングの正確性と緻密性は驚くばかりです。

4)情報交換
REALMの最先端の情報提供力は目を見張るものがあります。今話題に上がっているは、仮想通貨を使った不動産取引(可能になってきています)。仮想現実の不動産。今後の世界経済と不動産の動向などなど。これらをトップのエージェント達と議論したり、専門家から学ぶ機会は貴重なのです。米国と世界の一流の不動産ブローカーが何を考え、どのような情報を欲しているか、また世界の富裕層にどのような情報を提供すべきなのか、を常に考えさせられます。井の中の蛙とならぬよう、広い視野で動きたいです。

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2004年から本格的に不動産をはじめ、試行錯誤でクライアントに皆さまに育てて頂いてきました。一流のブローカーの中に飛び込み、どのような工夫をして仕事をしているのかを直に見て、感じるのは刺激的であり、大きな糧となります。

コンパスとREALM(レアルム)、そしてこれまでのサザビーズのネットワークがあれば、世界どこの不動産でもご紹介できます。ハワイ外でも$290Mの取引のお手伝いに携わってきました。今後さらにパワーアップして、さらなるサービスを提供できるよう精進いたします。

随時ブログでまた報告します!