ハワイ島西側で一番大きな町であるカイルア・コナは日本からの直行便もあり、ハワイ島では一番有名な町でしょう。カイルアが正式名ですが、オアフのカイルアと区別するために郵便局が「コナ」を付け足し、今ではKONAの呼び名の方が一般的です。

カメハメハ大王が1800年にハワイを統一した際の首都としても有名ですし、また大王が晩年のすごした地としても知られています。今日では、コナ・コーヒーの産地、アイアンマン・トライアスロン世界大会やカジキマグロの世界大会の主催地として有名です。人口わずか5万人程度の町にであるにも関わらず、これだけ世界規模で有名なモノがあるコナはやはり特別な場所なのでしょう。

コナの特長はなんといってもその穏やかな気候です。標高2500mのフアラライ山の西の裾野に位置するコナは、東から吹く貿易風が山によって遮られるため、晴天率が高いうえに年中風が穏やかです。そのため、ゴルフやマリンスポーツ、釣りを楽しむには最適なのです。

ハワイのローカルライフを満喫できる一方、プライベートジェットで乗り付ける大富豪がコナには集います。ハワイアン、白人、日本人のちょうど良いミックス。それがコナの良さなのかもしれません。マイクロソフトのビル・ゲイツ氏のパートナーのポールアレンが豪邸を構えていましたが、その邸宅はAIで一世を風靡したチャットGPTの創業者サム・アルトマン氏が受け継ぎました。コナはカリフォルニアシリコンバレーの起業家に人気があり、スティーブジョブス、マイケル・デルなども家を構えています。

アリイドライブを渡ろうとすれば、すぐに車が止まってくれ、海にはウミガメと色とりどりの熱帯魚が泳ぎ、コナコーヒー農園が緑豊かに町を見下ろすコナ。気取らず、素朴に、のんびりとハワイをすごしたいのであれば、きっとコナとハワイ島が気に入るはずです。

実はコナ、ハワイ州の中で最も高級物件が取引される地域としても知られています(過去10年間)。ハワイ島全体の戸建ての平均価格は6000万円弱であるのに対して、天気のより西側のコナの戸建て平均価格はおよそ1億5000万円。オアフ、マウイ、カウアイと変わらない価格です。ハワイ島はコーヒー農園つき邸宅から海沿いのプライベートリゾート物件まで、幅広い選択肢を提供してくれます。

ハワイ島の注目エリア

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