あろは!
2024年も前半が終わりました。米国では7月4日の独立記念日も終わり、夏真っ盛りです。
6月の米国の雇用データは経済の冷え込みを示唆しており、今年後半に連邦準備制度理事会が金利を引き下げる可能性が高まっています。このニュースを受けて、S&P 500とナスダックはともに史上最高値を記録し、年初来でS&P 500は16.7%、ナスダックは22.3%上昇しました。
経済と大統領選挙が不動産市場にどのような影響を与えるか、これから注目していく必要があります。
コナの一戸建て住宅(7月1日現在):
一戸建て住宅の中央値価格は今年、力強くスタートし、現在は昨年を若干上回っている水準です。2023年上半期と比べて取引件数は約20%増。月換算在庫は2.7か月に減少し、市場は依然としてタイトです。しかしながら、売り物件数が増えているため、価格付けがますます重要になっています。
コナのコンドミニアム(2024年7月現在:
前年比で中間価格が大きく伸びている一方、売り物件数も大幅に上昇しており、供給と需要のバランスがシフトしつつある印象です。今年に入ってコンドミニアムの売り物件数は、一戸建ての売り物件数を上回りました。0.3か月だった2021年7月の月換算在庫は、2022年に1.0か月、2023年には1.6か月、そして2024年7月には3.1か月に増加しています。売り物件が増えているとはいえ、現在の在庫レベルはパンデミック前の約60%に過ぎません。
保険料の引き上げや短期バケーションレンタル(STVR)の規制強化の傾向の影響もあり、コンドミニアム市場を注意深く監視する必要があります。
ハワイ州の不動産中間価格
そして、全米統計に目を向けると、米国の住宅中間価格が史上最高の$424,500に跳ね上がり、パンデミックブームの終わりに記録した前回のピークを超えました。
5月のコンドミニアムの価格も新たな最高値の$371,300に達しました。