今週のローカルニュース 2017年10月11日~21日

2017年10月11日:ハワイ島で月面基地テスト
ビデオゲーム「テトリス」で有名なヘンク・ロジャース氏は、ハワイ島を国際月面基地テスト場とすることを検討する、国際月面基地サミットをマウナラニホテルで開催した。トップの意思決定機関は参加しなかったものの、月面基地のプロトタイプをハワイ島で開発したい構えだ。ハワイ島では現在火星居住テストがマウナロアで進行中。ロジャース氏はこの計画にもかかわっている。

10月11日:活発な不動産取引
ハワイ島の不動産総取引数は4,114件で、昨年より6.5%アップ。このうち1,865件は戸建ての取引だ。プナ地区の取引件数は価格が安いこともあり、全体の4割を占めるという。プナの戸建て中値は昨年の20万ドルから今年は23万ドルに上昇。これはノースコナの中値66万ドル、サウスコナの54万ドルを大きく下回る。ハワイ島でもっとも戸建て取引が伸びているのが、サウスコナで、昨年比+42%。

10月15日;アイアンマン世界大会
アイアンマン世界大会が14日にコナで開催され、オーストラリアのクレイグ・アレクサンダーがコース記録8時間03分56で優勝した。女子はスウェーデンのダニエラ・リフが8時間50分47秒で連覇優勝。

10月19日:マカロニグリルが会社更生法申請
ホノルルとワイコロアにあるイタリアンレストラン、マカロニグリルの親会社に会社更生法が適用されることが明らかになった。同店を保有しているのはアリゾナの企業。同社はステーキ店、ルースクリスのフランチャイズ権も保有しているが、ハワイのマカロニグリルやルースクリスの経営は黒字でまったく問題がないという。マカロニグリルは全米で93店舗あるが、今年になってすでに40店を閉店したという。

10月20日:ハワイ郡公共交通局長募集
混乱が続くハワイ島の公共バスシステムだが、未だに責任者である公共交通局長が不在の状態。キム郡長は給料が安すぎるとして、最低給料6万9千ドルからの募集を開始した。現在米国本土から2名応募者がいるという。

10月20日:今年の初クジラ
毎年12月から3月までアラスカからハワイを訪れるザトウクジラが、ワイコロア沖ですでに確認された。これは例年よりもかなり早い観測だという。クジラはアラスカから30日間かけてハワイに到達し、出産、子育てをおこなう。

10月20日:ハワイアン航空
ハワイアン航空は第3四半期の収益が27.2%減ったことを明らかにしたが、今年の総利益は業界専門家の予測を上回っている。売り上げは昨年よりも7.1%増の7億1900万ドル。