あろは!

cows牧場視察など行って以来、どうも牛や馬に目がいくなあ、と思っていたらハワイ島ビーフのニュースが飛び込んできました。

eベイ創始者である、ピエール・オミディヤールの投資ファンドがパーカー牧場と組んで、グラスフェッド・ビーフ(牧草飼育牛肉)の大規模調査を 行うそうです。
今年9月から翌年5月まで300エーカーの牧場で200頭の牛を飼育しながら研究するとのこと。
うまくいけばパーカーランチだけで毎年4000頭のグラスフェッドビーフを生産できるということです。リンクはこちら。

現在はハワイ島およびパーカー牧場の牛のほとんどは子牛の状態で米国本土に輸出されています。
その理由は穀物の価格が高いためです。
しかし、ハワイ島の牧草のみで育てた牛が、そのまま牛肉になれば、コスト削減+やすい牛肉につながるので、これほど良いことはないでしょう。
肥満が問題となっている米国(牛ではなくて人間です)では赤身が多い牧草飼育牛肉が脚光を浴び始めています。ただし、肉が硬かったり、独特のにおいがあるので、万人向けではないようです。
柔らかさなどを求めるとどうしても穀物飼育牛肉になってしまうとは思います。
ただ、ローカルビーフを食べるという考え方には賛成ですし、牧草飼育はコストもかからず、糞尿の問題なども少なく、環境にも良いはずです。

ここのところ1600万ドル、400万ドルと立て続けにハワイ島の牧場が売れています。

ハワイの畜産業が変わるかも!

上の写真は先日視察したヒロの牧場。500エーカー強で650万ドルで売りにでています。