昨日の続きです。
マウナケアの物件をコンドミニアムと呼ぶのに違和感を覚えたかたもいるんじゃないでしょうか??

一般的にコンドミニアムと言って、思い浮かべるのは日本でいう「分譲マンション」スタイルだと思います。
例えばこんな感じ。
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でもコンドミニアムの定義は「ひとつの土地を他人と共有しているかどうか」ですから、必ずしもこうしたマンションスタイルやオアフの高層コンドのようになるとは限らない訳です。

土地を100%として、所有権を持分比率で持つのがコンドミニアムです。

戸建の場合には、自分の土地を100%所有しているので、境界線を明確に指し示すことが可能ですが、コンドミニアムの場合には例えば土地の5%の権利をもっていたとしても、実際にどこの部分かは指定されていないわけなのです。

特に高層コンドの場合には、同じ土地の上に何十戸と積み重なっているわけですから。

ですからこういったメゾネットが6戸集まってひとつの棟を形成しているタウンハウス・スタイルのコンドや、
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マウナケアのようなデュープレックス(2戸で1棟)
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または戸建風(detached condo)
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さらに超高級、戸建風コンド(6億円)
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など色々なタイプがあるわけなんです。

分割せずに、ひとつの土地に2つの一軒家を建てて、限定共有部分を設定すれば、それもコンドミニアムになりえます。

まあ、話はそう簡単ではないのですが、コナには高層コンドは存在しないので、「コンドミニアムの定義」について質問を受けることが多々あります。

コンドミニアムの利点としては、建物が共有であるため、管理組合がメンテナンスをしてくれることなどが挙げられます(内部はオーナーの責任です)。

コンドミニアムのメリット、デメリットなどの話はまたコンド。