今週のローカルニュース
2016年10月12日:新しいエイズ検査所がオープン
ハワイ島東側のケアアウにエイズとC型肝炎の無料検査施設がオープンした。これはハワイ州のNPO,「エイズ基金」が設立したもの。毎週火曜日午後4時から8時まで開いている。ハワイにおけるエイズ患者は10万人あたり12.4人。
10月13日: コーヒー収穫の遅れ
今年の冬の旱魃により、コーヒーの収穫が遅れている。通常であれば7月半ばから収穫が始まるが、今シーズンは花が咲くのが遅く、2ヶ月以上遅れて収穫が始まっているという。ケアラケクアの最初の9ヶ月の雨量は例年の69%にしか達せず、収穫量は変わらないことが予想されているものの、水道料がコーヒー農家の利益を圧迫することが予想されている。
10月14日 コナの州営住宅
コナに170戸の郡営住宅が誕生する。着工したカマカナ・ビレッジは、コナに新しく開通したアネ・ケオホカオレ・ハイウェーの山側。入居するためには所得制限があり、ハワイ郡の平均所得である$62,200の3割、3-4割、4-6割の3段階の所得によって家賃が定められている。それ以上の所得がある住民は入居できない。1ベッドのモデルで月額384ドル~768ドル。2ベッドで460ドル~921ドル。コナの2LDKのコンドミニアムは現在平均で1400ドル程度。
10月18日:米国の高校卒業率が過去最高
米国では高校は義務教育だが、高校生の卒業率が83.2%と過去最高を記録した。米国の通信簿といわれる4年生と8年生二実施する実力診断テストでは今年、25年間で初めて算数のスコアが下落した。4年生の国語のスコアは同じだったが、8年生のテストスコアも落ちたという。
10月19日:米国の年金は2017年も伸びず
インフレ率が低いことを理由に米国は2017年度の年金の受給額の増額率を0.3%にとどめる事を決定した。現在アメリカでは5人に1人が年金受給者であり、平均受給額が1238ドルとなっている。平均増額率は月4ドル以下になる。
10月20日:コナ空港プロジェクトの入札問題
コナ空港の近代化工事に伴う入札を巡り、落札できなかった業者が不服申し立てを行っていたが、この申し立てが棄却された。ハワイ州運輸省の入札ではナン社が6900万ドルの入札で開発業者に決定した。これに対して、36万ドルの違いで落札できなかったヘンセル・フェルプス社が異議を申し立てていた。
10月20日:ハワイ州が緊急決議
ハワイ州農務省は、ハワイ固有の木である、オヒア・レフアを保護する観点から、ハワイ島のオヒア・レフアの永久持ち出し禁止を決定した。現在ハワイ島では4万7千エーカーもの森でラピッド・オヒア・デス病が確認されており、この病気にかかったオヒアの木はほとんどが枯れてしまう。ハワイ州はこの病気が他島に広がらないよう、今回の決定を下した。
10月21日:コナの新しい裁判所工事がいよいよ着工
コナに新しい裁判所の建設が検討されてから20年以上。いよいよ24日に起工式を迎える。これが完成すると病院、店舗、オフィスを改造した現在の裁判所は閉鎖となる。新しい裁判所施設は、5つの裁判ルーム、に加えて家庭裁判所の施設も設けられる。また5人の裁判官の新しいオフィスも設けられる。留置所も新しくなり、大人40名、青少年4人を拘留できることになる。竣工予定は2019年。
10月22日:スポーツダイバー誌
ダイビング専門誌のスポーツダイバー誌は、フリーダイビングのトップ・トレーニング地として、ハワイ島カイルアコナを世界で2番目にあげた。ホナウナウの「TWO STEP」は世界でも最高のフリーダイビング環境の場所だという。