今週のローカルニュース

2016年7月19日:ホナウナウ国立公園でドローン飛行
ホナウナウ国立公園でここ数年で椰子が65本以上枯れており、その原因究明が求められている。オアフに生息する椰子の木を枯らすコガネムシの影響でないことは判明している。国立公園では、今回異例の措置として、国立公園内でドローンの使用を許可し、空中から椰子の育成状況を確認することにしたもの。

7月19日:農業用地控除
農業用地として申請を行うと固定資産税が軽減されるが、これの悪用をめぐって議論が続いている。土地が農業利用される場合には、その土地の評価額は1000ドルとなる。10年間の強制使用を申請すれば さらに半額だ。コナの1エーカーの住宅地は平均で25万ドル程度の評価と見られている。現在1万人以上の所有者が農業使用を申請しているが、ハワイ郡は実際に全てが適正に利用されているかは把握していないという。申請時と苦情があった場合のみ視察を行っているという。ハワイ郡としては農業を推奨しているので、この農業使用控除を排除する動きににはなりにくいという。農業使用控除による控除額は固定資産税収のおよそ10%にのぼる。

7月20日:マグロ延縄式漁獲高が割り当てに到達
多くのマグロ漁船がホノルルをベースとして延縄式漁業を行っているが、今年は例年よりも早く、すでに割り当て漁獲高に達する見込み。これは27カ国による条約によって決められた割り当てであり、今後こうしたマグロ漁船は別の海域でマグロ漁業を行わなければならなくなる。ローカルの一本釣りのマグロ漁船はこの割り当て量に規制されない。

7月20日:アリイドライブ沿いの新しい住宅地
スタンフォード・カーが開発を目指している、アリイドライブ沿いの住宅地「アリイ・パーム」がハワイ郡によって開発許可を浮けた。 これは現アリイラニの南隣で、10エーカーの敷地面積。およそ60区画の住宅地となる。ディベロッパーは合計79万3千ドルを公共インフラに投資することが義務付けられた。

7月22日:記録的な海外からの投資
ハワイの商業施設に対する、海外からの投資額が記録を更新している。この3年間で42億ドルにのぼり、それ以前の7年間の3億5200万ドルをはるかに凌いでいる。今年になってからは8億4450万ドルが海外から投資されているという。 海外投資は99%がアジアとオセアニア地区からで、国別でいえば、日本とオーストラリアだという。最近はオーストラリアのスーパーファンドがハワイに投資するケースが目立つという。今年最大規模の投資はマウイのショッピングモールを8600万ドルで買収したケース。

7月23日:ヨコヤマさんによる投票調査
今年90歳になるローカルのヨコヤマ氏が3000世帯に行ったアンケート調査によれば、今年のハワイ郡長選挙はキム氏とラウ氏の一騎打ちになるという。ヨコヤマ氏の調査の結果では、過去にハワイ島郡長を勤めた経験のあるキム氏が優勢とのこと。ラウ氏は現職の右腕。ヨコヤマ氏はこれまで40年間に渡って個人で選挙の投票調査を行っており、これまでかなり正確に選挙結果を予測してきたという。