気がつけば世界中にあるポケ

近年旅先で、度々ポケの店を見かけます。長女がいるバッファローでもポケが買えるそうです!かつてはハワイのローカルフードだったポケが、今や世界的な食文化となりました。

とはいえ、日本人である自分としては、新鮮な魚はできるだけシンプルに食べるのが好きです。新鮮なアヒ(キハダマグロ)に、醤油とわさび。それだけでかなり幸せです。

今でもそれは変わりませんが、コナで生まれ育った娘たちのおかげもあって、この数年でポケの魅力をより深く理解するようになりました。

その前に、一つ重要な点!

ポケの発音は、

「ポケ(POH-keh)」です。

「ポキ(PO-kee)」ではありません。日本ではポキというようですが、米国人が基本的に”E”を「エ」ではなく、「イー」と発音するところからきているのだと推測します。

我が家に遊びに来た友人が間違った発音をすると、娘たちに訂正されています。ハワイ生まれ、ハワイ育ちの娘たちにとっては「重大」な間違いなようです。笑

ポケのルーツは想像以上に古い

ポケは最近生まれたヘルシーフードだと思われがちですが、実際には何世紀もの歴史があります。

「ポケ(Poke)」とはハワイ語で、

「切る」
「小さく切り分ける」

という意味であり、西洋文化がハワイに入るずっと前から、ハワイアンは海で獲った魚を一口サイズに切り、シンプルに味付けして、その場で食べていました。

昔ながらのポケはとてもシンプル。

伝統的なポケのレシピは:

・新鮮な魚
・ハワイアンソルト(パアカイ)
・リム(海藻)
・イナモナ(炒ったククイナッツ)
・時にはマウイオニオン

それだけです。ご飯も、アボカドも、スパイシーマヨも、ごま油もありません。

美味しいポケはそのシンプルな哲学を受け継いでいるように思います。

日本文化が現代のポケを作った

ハワイの多くの文化と同じように、ポケもさまざまな文化が融合する中で進化してきました。

プランテーション時代、日本、中国、韓国、ポルトガル、フィリピンなどからの移民がハワイへやって来ました。

その中でも日本の影響は非常に大きかったと言われています。

醤油やごま油は日本人移民によって持ち込まれ、やがて現代ポケには欠かせない存在になりました。なんといっても、一番人気は醤油ポケですから。

最初はポケに入っているスイートオニオン(たまねぎ)に違和感がありました。

でも食べてみると意外と美味しい。くせになります。生のマグロと生の玉ねぎは日本では合わせないですよね。

そして時々、新しい組み合わせにも驚かされます。先日、エミールと一緒に食べたジンジャー&ライムのポケは本当に爽やかで、美味しかったです。

ポケはマグロだけではない

観光客の方はポケと聞くとアヒ(マグロ)を思い浮かべます。

しかし実際にはもっと多様です。

お店や季節によって、

・アヒ(マグロ)
・タコ
・オノ
・エビ
・サーモン
・豆腐
・地魚

など様々な種類があります。

店によってもそれぞれの流儀があります。伝統的なレシピを守る人もいれば、現代風にアレンジする店もあります。魚の切り方一つとっても違います。

日本のお寿司屋さんに少し似ているかも?

それがポケ巡りの楽しさでもあります。

全米で巻き起こったポケブーム

2012年頃から、ポケはアメリカ本土で急速に人気を集め始め、気が付けば、多くの街にポケボウル専門店ができていました。

本土版ポケは、ハワイの伝統的なポケとは少々異なります。

ライス、ケール、キヌア、マンゴー、枝豆、フライドオニオン、スパイシーソースなど、数え切れないほどのトッピングが加わります。

賛否両論はあるにせよ、実際、私も本土のポケを食べたことがありますが、意外といけました。

食文化は進化するものです。ポケの原点を忘れない限り、なんでもありだと思います。

新鮮な魚、シンプルな調理法、そして良い食材への敬意。

コナのお気に入りのポケ店

コナでお勧めのポケ店について聞かれることがあります。

家でも作りますし、なかなか難しいのですが、強いて挙げるのであれば:

・ウメケ
・ポケ シャック‐Da Poke Shack
・パウ ハナ ポケ

の3軒でしょうか。

何度か過去にブログでも登場している、Da Poke Shackはおそらく最も有名でしょう。

2014年にはYelpで全米No.1レストランに選ばれ、大きな話題になりました。

小さなお店ですが、多くの観光客が訪れます。正直なところ、「全米No.1レストラン」という評価にはかなり驚きましたが。

店内に席はないので、購入してバニヤンズのサーファーを眺めながら食べるのがおすすめかもしれません。

自分は、ここのシンプルな醤油ポケが好きです。伝統的なハワイアンポケもありますので、是非お試しあれ。

魚は比較的小さめにカットされています。

一方、Pau Hana Pokeも非常に人気があります。こちらはコストコの近く。テイクアウトのみの店です。

ローカルの支持も厚く、実は長女はここがお気に入りです。

彼女はUmeke’sよりもPau HanaやFoodland派。私は逆にUmeke’sの方が好きです。好みは人それぞれですね。

そして私とエミールが最もよく行くのは、やはりUmeke’s。この日はすべてのポケをトライしてみました!
定番はカナカ(醤油)、スィーティ、ホッティ(スパイシー)、アボカド、ハワイアン。これに日替わりのスペシャルがもう1品加わります。

レストランとして利用できること、料理の安定感、そしてゆっくり座って食事ができることが理由です。

ポケはハワイそのもの

ポケに魅力を感じる最大の理由は、ハワイを集約しているからかもしれません。

ネイティブハワイアンの伝統。日本文化の影響。移民。ファミリー。ローカルビジネス。自然。

すべてが、一皿のポケに詰まっている気がするのです。

東京やロサンゼルス、ニューヨークでポケ店を見かけるたびに、ちょっと嬉しくなります。

ハワイアンのシンプルな食事として始まった料理が、今ではハワイを代表する食文化の一つになりました。

最高のポケ体験はかなりシンプルです。新鮮な魚。良い食材。そして良い仲間。

もしコナを訪れる機会があれば、注文する前に一つだけ覚えておいてください。

「ポキ」ではありません。「ポケ」です。

店のローカル達に白い目で見られないよう、ご注意を。