あろは!
ハワイ島の開発局長が頑張っています。

新しい開発局長, ZENDO KERN氏は元々は開発コンサルタント。これを読んでいただいている私のクライアントの中にもバケーションレンタル ライセンス取得申請を彼に依頼した方もいらっしゃることでしょう。
彼の開発局長就任には反対の声もありましたが、ハワイ郡議会の協議の結果、僅差で任命に至った経緯があります。ゾーニング規制や法律をよく知っているプラクティカルな側面から考えれば適任です。

ここにきて、興味深い変更が2つありました。

1)1976年以前に区分けされた農地は、例外なく母屋に加えて、もう一軒家屋が建てられることになりました。
これまでは、農業家屋の申請は、農地の規模や、ハワイ郡のその時のご機嫌にもより、グレーゾーンでしたが、これで少しクリアになりました。1976年以降の農地については相変わらずグレーですが。

2)住宅地もしくはコンドミニアムの保護約款がバケーションレンタルを禁じている場合には、ハワイ郡はバケーションレンタル ライセンスの更新を行わないというもの。
政府が民間の規則に基づいて行動することになり、反対の声もあります。例えば、私が住むコナビスタ住宅地は住宅地の規約でバケーションレンタルは禁じられていますが、違法にレンタルを行っているオーナーもいます。今後ハワイ郡はこうした住宅地には一切バケーションレンタルライセンスを許可しない、ということです。こうした規制は民間による規制であり、政府が関わるべきでない、と反対派は主張していますが、ハワイ郡は住民同士のいざこざを招くような決定はできないと突っぱねました。