あろは。

無事にハワイ島に戻りました。日本は暑かったです!

さて、市場動向。。。に入る前に、先週末の米国経済の動きです。

7月30日の米連邦公開市場委員会で、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、政策金利を5.25~5.5%に据え置くことを発表した一方で、9月に金利を下げることを検討することを示唆しました。市場は9月と12月に利下げが実行されると期待、米国の長期金利が低下、ドル安、株価上昇に動きました。

このニュースを聞いてハワイに戻ってきました。

そして、8月2日金曜日、7月の米国の雇用統計が発表され、その結果は市場予測を下回るものだったことから、米国の株式が今度は急落。それを受けて、債券と不動産担保証券の急激な下落を引き起こしました。日本の株価も急落しましたね。

金曜日の昼過ぎには私のオフィスに、ローン担当者たちが自分が作成した「住宅金利下落」の号外を持ってきました。およそ7%だった金利が、一日で5.99%まで落ちたのには驚きました。

そうです。まだ米国では、5.99%ですが、今年の終わりころには5%程度になるではないかといわれています。そうなると少なくとも住宅系の不動産市場には影響が出そうです。現在は高金利で売り控え、買い控えが起きていますので、ここが解消されてくる可能性があります。

さて、コナの戸建て住宅市場。

中間価格は今年は乱高下しているものの、過去最高水準を維持しています。今月は、昨年8月と比較して約12%の値上がりです。物件の動きも悪くなく、月換算在庫も今のペースで売れていけば2.5ヶ月分の在庫しかなく、まだ「売り手市場」の様相です。

売り物件数は先月から変わらず。しかし、前年比では35%強増えています。まだコロナ前に5割の在庫です。準ピークシーズンの7月の成約物件が若干元気がないのが気になります(マイナス14.3%)。

そしてコンドミニアム

こちらも価格は変わらず、上昇基調。昨年同時期と比較しておよそ20%アップです。
とはいえ、売り物件が大きく増えており、在庫も増加。個人的な印象では、市場は「売り手市場」から「ニュートラル」な移行した感があります。

近年の米国の自然災害の影響を受け(ラハイナを含む)、コンドミニアムの火災保険が高騰しています。さらに保険料の前払いを求めてくるので、多くのコンドミニアムの管理組合が四苦八苦しています。

つい先日登記が終わった、したカナロアも、各ユニット1000ドルの賦課金が発生しましたが、これは良い方です。マウナラニのフェアウェーでは1オーナーあたり8000ドルの賦課金が発生しているそうです。この保険金の問題は少なくとも、2025年の前半まで続きそうです。購入する場合にも、売却の場合には、ここの情報を精査することが欠かせません。

そしてリゾート市場。

上がワイコロアからマウナケアまでの通常のリゾートです。
成約物件数(PENDING)の比率が下がってきました。