マスターズは、ロリー・マキロイがプレーオフで劇的な優勝を決めて、盛り上がりました。まさに名勝負でしたね。松山選手の調子が今一つだったので、マスターズの最終日はテレビ観戦をせず、ハワイ島でローカルのトーナメントを楽しんでいました。さすがにオーガスタ級ではありませんが(笑)、それはそれで、なかなか面白かったです。海の眺めは断然こっちの勝ちでしたし!

ハワイとゴルフは切っても切れない関係。中でもハワイ島は、まさにゴルファー天国。溶岩台地に造られた世界的なコース、そして迫力ある海岸線に沿って展開する名ホールの数々。五感で楽しむゴルフ体験がここにはあります。

今回は、そんな中でも「海とともにプレーする」、私のお気に入りオーシャンホール5選をご紹介します。どれもスコアはさておき、笑顔になれるホールばかり。今回はパブリックコース(一般プレー可能なコース)に絞ってご紹介します。クキオ、フアラライ、ナネア、ホクリアといったプライベートクラブはまた近々特集予定ですのでお楽しみに!

「これぞハワイ島のゴルフだ!」と思える瞬間を、きっと味わえます。

1. マウナ・ラニ・サウスコース – 15番ホール

パー3|131ヤード(レギュラーティー)

言わずと知れた「ハワイ島の」シグネチャーホール。ジャック・ニクラウスもアーノルド・パーマーもプレーした伝説のホールです。ティーに立つと、思ったよりも実際の距離以上に遠く見えるグリーン。空、海、グリーン、溶岩が見事に調和した完璧な風景です。風がある日はかなりの難しさに…。心に残る一打になります。

このホールの横には人気の、マウナラニポイント。このコンドからの眺めは最高です。


2. マウナ・ケア・ゴルフコース – 3番ホール

パー3|180ヤード

こちらもまた伝説的なホール。ロバート・トレント・ジョーンズ・シニアが設計したオリジナルレイアウトの一部で、チャレンジ精神をくすぐる難ホールです。グリーンはバンカーにしっかりと守られ、風がクラブ選択を非常に難しくします。ここでのパーはバーディーに匹敵。謙虚な気持ちにさせられる、忘れられないホールです。


3. マウナ・ケア・ゴルフコース – 13番ホール

パー3|206ヤード

このホールの魅力は、なんといっても高低差と景色。ティーボックスから下に広がる青い太平洋。グリーンにたどり着くと、右手には眩しいマウナケア・ビーチ、左手には超高級住宅地「ザ・ブラフス」の絶景が広がります。もしグリーンに乗せられたら、ぜひ一息ついて景色を満喫してください。これぞ、ハワイ島ゴルフのラグジュアリーそのものです。景色をゆっくりと楽しんでいる暇がないのがいつも残念です。右側も左側も奥も厳しいので、ご注意を。グリーンの右側にある建物でこの間大谷選手を囲んでのパーティがおこなわれました。


4. コナ・カントリークラブ – 13番ホール

パー4|367ヤード(ホワイトティー)

ハワイらしさ満点のパー4。波が高い日には、ティー付近の溶岩の割れ目から水しぶきが吹き上がる、有名な「ブローホール」。まさに自然の演出です。ここでティーショットを打つたびに、「コナに住む醍醐味」を感じます。海岸線の眺めは息をのむ美しさで、毎回「ここにゆったりと座ってビールが飲めたなら。。。」と思わされるホールです。醍醐味は海だけではありません。フアラライ山の山頂に向かってドライバーを振り抜きましょう!


5. ワイコロア・ビーチコース – 6番ホール

パー5|502ヤード

オーシャンフロントのロングホール!とにかく楽しいホールです。揺れるヤシの木と、ハリイカイ・コンドミニアムに挟まれたフェアウェイ。ティーショットを豪快に海に向かって打ち出します。まさに、絵はがきのようなターコイズブルーの海。冬には沖でクジラがジャンプすることもあり、プレー中も思わず声がでます。唯一の注意点は、海岸線の「キングズ・トレイル」。時々人が歩いているので、スイング前に要確認です。安全第一で、楽しんでください!


いかがでしたでしょうか。皆さんはどう思われますか。他にも素晴らしいホールはありますので、これはあくまでも参考です。

ローカルの常連プレーヤーも、セカンドホームを夢見る方も、これらのホールには「ハワイの魔法」が詰まっています。「ハワイ島のゴルフの素晴らしさ」だけでなく、「人生の素晴らしさ」を感じさせてくれること間違いなしです。

お気に入りのフェアウェイのすぐそばに、居を構えたい場合には、是非ご連絡ください。