あろは!
ハワイ州最大手のエスクロー会社、タイトルギャランティ・エスクロー社の面々とエスクロー詐欺について話し合う機会がありました。
タイトルギャランティといえば、取引のエスクローを担当してもらうだけではなく、市場データをもらったり、所有権レポートを作ってもらったり、所有権についてアドバイスをもらったり。もう20年以上のお付き合いです。
彼らは所有権と不動産手続きのプロです。
エミールの右が副社長のマット・タカタ氏、女性がコナ支店長のデボン・キクカワ、そしてマネージャーのレット・トマス。
この日はランチまで持参してくれて、エスクロー詐欺の最近の傾向について情報交換をしました。
最近は更地所有者の「なりすまし」詐欺が横行しているそうです。
実は我々も、今年初めに引っ掛かりそうになりました。
長年取引がない辺鄙な土地のオーナーから、土地を売って欲しい、という電話があり、その後何度も電話、メールでやり取りをして。。。。最終的にはエスクロー会社の協力もあって、なりすましであることが判明。
米国メリーランドの警察や弁護士も関与しましたが、きっと捕まっていないでしょう。
大事に至らずに良かったです。。。。が、良い勉強になりました!!
タイトルギャランティのチームによれば、
1)ハワイのなりすまし詐欺
ベトナム居住の日本人に成りすました詐欺が非常に多いそうです。どうやら、ベトナム日本大使館の偽造公証印が出回っているらしい、とのこと。ハワイ島東部には日本人が持っている更地がゴロゴロあります。
また、ロンドン在住の米国人という設定の詐欺も多く、ロンドンと聞くとドキドキすると、話してました。
2)AI
最近はAIで声や顔をクローンできるので、これも非常に危険とのこと。ズームの際に横を向いてもらうと見破れるとか???
オレオレ詐欺も今後は見破るのが厄介になるかもしれませんね。
3)メールのハッキング
一番被害が多いのがメールのハッキングです。もしくは、エスクロー担当者のメールに似たメールによる詐欺です。取引中にエスクローのアカウント番号や、振込先銀行が変わることはありえないのですが、詐欺師は様々な理由でここを攻撃してくるそうです。おかしいな、と思ったら担当の不動産エージェントに連絡をしましょう。
今回は色々な事例を教えてもらえて、非常にためになりました。ダークウェブについての情報なども興味深かかったです。
デボンには今2件エスクローを担当してもらっています。2024年もお世話になりました。