
今日のコナは、いつもの穏やかな天気とは少し様子が違います。
朝から厚い雲が空を覆い、時折激しい雨。
カイルア・コナでは現在降水確率86%と、かなり不安定な天候が続いています。
ハワイ諸島全体が強いKona Storm(コナ・ストーム)の影響を受けており、州知事のジョシュ・グリーン氏は緊急事態宣言を発令しました。
コナ周辺では安全を最優先し、高校スポーツは土曜日まで中止。
さらに、今週末(3月14日)に予定されていた人気イベント Kona Brewers Festival も 4月4日に延期となりました。残念!
普段は観光客で賑わうコナですが、今は少し静かな雰囲気です。オフィスもほとんど人がいません。
ハワイ当局は
• 不要不急の外出を控えること
• 増水した道路を運転しないこと
• 山岳エリアに近づかないこと
を呼びかけています。
ハワイ全体で荒天
今回の嵐はハワイ州全域に及んでいます。
ハワイ島
洪水注意報は土曜午後6時まで。
特にコナ側では金曜から土曜にかけて強い雨が予想されています。
さらにマウナケアとマウナロアの山頂では冬期嵐注意報。
雪や路面凍結の可能性もあります。
山頂付近では時速100マイル(約160km)以上の突風も予想されています。
オアフ島
本日午前、島全体にFlash Flood Warning(鉄砲水警報)が一時発令。
現在も洪水注意報が続いています。
今夜から土曜夜にかけて、山から吹き下ろす強風にも注意が必要です。
マウイ島
洪水注意法は土曜まで。
また、Iao ValleyやKepaniwai Parkなどの州立公園は閉鎖されています。
カウアイ島
洪水ウ注意報に加え、海上ではウォータースパウト(水上竜巻)の発生も確認されています。
そもそも「Kona Storm」とは?
ハワイでは普段、東から吹くTrade Wind(貿易風)が主役です。
しかし冬になると、Kona Lowと呼ばれる低気圧が発生することがあります。
この低気圧が来ると
• 貿易風が弱まる
• 風が南〜南西から吹く
• 湿った空気が西側に流れ込む
という現象が起こります。
その結果、普段は乾燥しているコナ側に雨が集中するのです。
つまり簡単に言うと
普段は穏やかなコナ側(風下)から嵐がやってくる
という現象です。
この嵐は
• 洪水
• 鉄砲水
• マウナケアやマウナロアの雪
をもたらすことでも知られています。
ただ、コナ住民としては少し複雑です
実はKONAという言葉は地名ではなく方角です。
ハワイ語で Kona は「風下(Leeward)」または「南西」を意味します。
現在の「Kailua-Kona」という名前は、
オアフにも Kailua があるため、郵便局が区別のために Kona を付けたのが始まりと言われています。
つまり
Kona = 方角 なのです。
そのためニュースで「Kona STORM / Kona Lowが発生」
と聞くと,
コナが嵐の原因のように聞こえてしまうのですが、実際はそうではありません。
コナのせいではないんです。
歴史的には…
ちなみに歴史的な話をすると
、
ハワイ王国統一後、最初の首都はKailua-Konaでした。
なので個人的には
「オアフのカイルアより大分偉い」
と言いたくなる気もしますが…
まあ、それはコナ住民のささやかなプライドということで。
最新の天気情報は、各郡の Civil Defense の発表をご確認ください。
この嵐が過ぎれば、またいつもの青い空と穏やかなコナの海が戻ってきます。
土曜日は絶好のWBC観戦日になりそうです。