物件を視察して、気に入った物件が見つかれば、いよいよオファーを入れます。オファーとはいわゆる、14ページの売買契約書であり、これをベースにして交渉をします。

流れです。

①オファーを入れる
売買契約書の内容には踏み込みませんが、翻訳をご用意していますので、内容を100%ご理解していただいてから交渉に入ります。
オファーは通常先方に3日程度の検討期間を与えます。勿論これもケースバイケースであり、複数オファーが入る雲行きの場合には、検討期間を短くします。

ここで重要なポイントは:
ハワイでは、オファーには優先権がない!ということです。
要するに、交渉のタイミングによっては、一番最初にオファーを入れても、その後にもっと条件の良いオファーが入った場合にはそちらを取ることができる、ということです。

従って、条件は常に、なるべくまとめやすい形にするのが鉄則です。

②カウンターオファー
売手が、オファーをそのまま鵜呑みにすることは稀です。金額や日程、その他の条件に変更を加える場合には、2ページのカウンターオファーと呼ばれる書類を使います。14ページのオファーをベースに上書きで修正していくので、手間が大分省けます。買主のオファーに対して、売主がカウンターオファーを提出して交渉します。

③カウンターオファー#2
そのカウンターオファーに対して、さらに買い手がカウンターオファーを返すことも可能です。カウンターオファーを提出すると、その前のカウンターオファーが無効になります。従って、先方が出してきた内容を盛り込みつつ、新たにカウンターオファーを出すことになります。

ここでの重要なポイントは:
カウンターオファーを先方に返した瞬間に、それまでのカウンターオファーに縛られなくなるります。ですからカウンターを数多くやり取りしている最中に、第三者から別のオファーが入って横取りされるというのはよくあることです。

カウンターオファーの回数はなるべく少なくする!のが鉄則です。

一般的にはカウンターオファーは2~3回程度で交渉がまとまるのが鉄則です!