あろは!

2020年からのコロナによって、不動産業界も大きく変化しています。


まず近年、誰でも不動産情報が非常に簡単に入手できるようになりました。
これまでは、我々不動産業者が「市場データ」、「売り物件情報」、「取引情報」を管理する、情報のゲートキーパー(門番)的な役割を果たしていました。
ここ2年で、不動産業者の役割は情報の「門番」から「情報整理をおこなうアドバイザー」的な役割へと確実に変化している印象です。取引の専門家という基本的な側面は変わりませんが。

クライアントはスマホで、ZILLOW、REDFINといった大手不動産検索プラットフォームから、リアルタイムで簡単に物件情報を入手でます。毎日リサーチしているバイヤーは相当の情報量を有しています。

不動産業者として、物件情報を持っていることは最低レベルであり、その上で、市場データ分析、地域特性、将来性、価格の妥当性を総合的に説明し、さらにバイヤーと物件の相性を的確に見極めていく能力がより重要になっていると感じています。

物件情報を不動産業者が囲い、情報伝達が一方通行になりがちだったプロセスが今は双方向になり、流動的になってきたと感じています。
情報をかみ砕き、説明する能力が問われ、そして、経験、知恵が試される、ということでもあります。

「ウェブの情報だけでは物件の真の価値は分からないものだ」。。。と私のクライアントは皆一様に口をそろえて言います。特にハワイ島のように多様性に富んだ場所は、頭で理解することと、実際に訪れて感じることは大きく違います。不動産は非常に固有性が高いので、写真やビデオだけでは、なかなか伝わりづらい部分はあります。まずは一度ハワイに来て、場所を確認し、環境を理解することが重要です。そこまでできれば、ネット上での不動産探しも可能になってくるでしょう。

ハワイ島に来て、スマホ片手に物件探しも可能ですが、一番重要なのは価格よりも、その物件が提供するライフスタイルであり、生き様であり、生活の質なのだと思っています。

インターネットと技術革新により、世界が大きく広がりました。そこに、コンパスの持つ革新性と、トップの優秀なエージェントが織りなす、新しい不動産の形がこれからどうやって展開していくのか、益々楽しみで

コナの人気住宅地。コナビスタの今の売り物件をコレクションにまとめました。最近は、このコレクションを使って、リアルタイムにクライアントと会話をしながら、物件を探しています。