米国ではスポーツはシーズン制。今年も次女のテニスシーズンが始まりました。なんとか、今年こそは州大会まで進んでもらいたいものです。

さて、先日ケアラケヘ高校で、部活ミーティングがありました。

全スポーツを対象とした、毎シーズン恒例の説明会なのですが、その中で、興味深い発表がありました。

サーフィンが正式に高校スポーツとして認可されたのです。

当日はサーフィンチームも出席しており、さらにコーチの一人は、長女の同級生。名前も「オーシャン」。なんと良い名前。私はサーフィンはできませんが、ハワイ州が全米で初めて、サーフィンを高校スポーツとして公に認めたことはとても嬉しいニュースでした。

さらにオーシャンが、ケアラケヘ高校のサーフチームのコーチであると知り、一層感慨深いものがあったわけです。

ハワイのコミュニティに、サーフィンがどれほど深く根付いているかを再認識した瞬間でした。

もう一つのつながり

実は、このブログに掲載している写真はすべて、20年の付き合いがある、マイクのものです。彼自身サーファーでもあるのですが、彼はオーシャンやケアラケヘ高校の他のサーフコーチ、ローカルのサーフコミュニティを日常的に撮影しており、今回写真を分けてくれました。

連絡先は下に掲載しますが、海の写真撮影や作品購入にご興味があれば、ぜひ彼にコンタクトしてみてください

公式発表の詳細

ハワイ州高校体育連盟(HHSAA)が、サーフィンを正式な競技として承認し、第1回州大会は、2026年5月1日〜2日、マウイ島のホオキパ・ビーチパークで開催予定です。

参加リーグは以下の5つ:

  • OIA(オアフ・インタースクールリーグ)

  • ILH(ホノルル・インタースクールリーグ)

  • BIIF(ビッグアイランド・インタースクール連盟)

  • MIL(マウイ・インタースクールリーグ)

  • KIF(カウアイ・インタースクール連盟)

競技種目は:

  • ショートボード

  • ロングボード

  • ボディボード

すでに州予算が確保され、今年から各高校で部活プログラムとして、活動がスタートしました。

これまでも、各地域でクラブレベルでのサーフィン競技は存在していました。しかし今回は、「州による公式認可」、「州タイトルをかけた正式競技」という点で大きく異なります。

サーフィンが象徴以上の存在に引き上げられた、というべきでしょうか。

なぜこれが特別なのか

サーフィン発祥の地、ハワイ。

ここではサーフィンは単なるレジャーではなく、文化であり、歴史であり、誇りです。東京オリンピックでの史上最初のサーフィンの金メダルはハワイ出身のクラリッサ・モアさんがとりました。これも嬉しかったですね。ちなみに、彼女のおばあちゃんと一緒にお寺の理事をしています。

ハワイでは、波予想は朝のニュースの重大コーナーであり、生活の一部。風向きが多くの人のその日の予定を決めます。

今回の州による正式認可は、「ハワイのアイデンティティ」を世界に宣言したことにになります。

一般的なスポーツとは異なり、サーフィンは自然条件そのものに依存します。環境理解、忍耐、そして謙虚さが必要とされるスポーツです。

私自身のサーフィン体験

私はサーフィンはできなのですが、26年前、初めてハワイ島を訪れた理由はサーフィンでした。

ハワイ島に移住する前は、プロボディボーダーの義弟のツテでサーフィン雑誌をいくつか翻訳をしていました。その中にハワイ島の特集があり、あまりに綺麗だったので2000年に5日間の旅行を決行。すぐに移住という決断に変わりました。

25年前ハワイ島に移住した際は、「サーフィンを学ぶ」ことが目的の一つでした。

中学の頃は赤十字の救助資格も持っていたので、サーフィンくらい何とかなるとタカをくくっていました……。現実はハワイ島の海は湘南とはだいぶ違いました(ちなみに日本の実家は逗子です)。

コナの多くはリーフブレイク。ポジションに入るまでに流れ、風、うねりと戦います。パドリングも大変。腹ばいで波を待つと、実際より何倍も大きく感じます。

サーフィンを始めて数回目。高波で他のビーチがクローズしている中、友人に連れられてステートパークのポイントへ。あれほど海で恐怖を感じたことはありません。なんとか、岸にたどり着き、溶岩の上を裸足で歩いて車に戻った時の安堵感は忘れられません。

その後、ゴルフに転向しました。かなり安全です。

今も変わらず、サーファーの皆さんには心から敬意を抱いています。実は最近2回程サーフィンに挑戦しましたが、本当に厳しい厳しいスポーツだと再認識した次第です。しかし、あの自然と一体化する感覚は本当に素晴らしいです。サーフィンはライフスタイルとして「コミット」する必要があると思っています。

ビッグアイランドの家族にとっての意味

ちなみに、ケアラケヘ高校では初心者はチームに入れません。サーフィンの基礎は家族(ʻohana)や友人、コミュニティの中で育まれるものなのでしょう。

ここが重要なポイントだと思っています。そして、何よりも、実力、規律、そして海への敬意が前提です。自然は手加減してくれません。

不動産とライフスタイル

不動産ではよく「ライフスタイル」という言葉を使います。

ハワイ島コナでいえば、

  • 海へのアクセス

  • 貿易風

  • 年間を通じたアウトドア生活

サーフィンはライフスタイルの一つの象徴です。

ニューヨークから60歳でコナに移住し、サーフィンを始めたクライアントがいます。10年近く経った今、週4回海に出ています。このライフスタイルに向き合う姿勢には敬意しかありません。

残念ながら、私はサーフィンはできませんが、多くのコナの住民同様、朝は海の景色から始まり、夜も海景色で終わります。今もオフィスから海を見ながらブログを書いています。

サーフィンが学校制度の一部になっている、そんな場所に住めるのは、妙に嬉しくなります。

サーフィンをするかどうかに関わらず、海が単なる飾りではなく、生活の中心であることを意味しているからかもしれません。

すべての写真はマイク・セローンによるものです。

Mahalo, Mike!

インスタグラム @cerrone_photo