あろは。

大気のCO2濃度が観測史上最高になったことが、かなり大々的に報じられています。
アメリカは1950年代からこの温室効果ガスの濃度計測をしており、その主な観測所がハワイ島のマウナロアにあるのです。11日の朝に415.26ppmと観測史上初めて415ppmを超えたそうです。


(米国海洋大気庁のHPより)
大気のCO2濃度がこれほど高かったのは300万年前以来で、海面は数メートル高く、南極が森林だったそうです。
本日、フィンランドや北極圏で過去最高温度(31度)が記録されたそうですから、すごいタイミングだなと思います。

ハワイ島と言えば、マウナケアとキラウエア。マウナロア(4169m)はマウナケア(4205m)よりちょっと低いので、少々地味なイメージ。
世界最大の体積を持つ山なのですけれど。


この観測所はマウナケアの天体観測所へのアクセスロードのちょっと先を曲がった道をあがっていきます。

観測所は3300m地点にあります。
かなり道が悪いようですし、上に行ってもトイレもなく、山頂までは10時間かけて歩かないといけません。

かなりアクセスが悪いため、マウナロアの観測所に行ったことあるローカルには未だ会ったことがないです。

大気が澄んでいて、他からの影響を受けにくいと理由で、ハワイ島のマウナロアが選ばれたそうです。あまり観光客は来て欲しくないでしょうね。

この観測所では、太陽の観測もおこなっています。
マウナケアで星。マウナロアで太陽。

なかなか興味深いです。

トリップアドバイザーのマウナロア観測所のページ

地球温暖化に伴う海面上昇の問題はハワイの不動産協会でも常に議題に上がっています。今のところは大きな影響はありません。

この素晴らしいハワイの環境を、子どもたちに残せるように努力しなければなりません。