あろは!
2025年も気づけば後半戦です!今年前半のハワイ島リゾート不動産市場は、超高級リゾートは堅調ながらも、「調整モード」に入った印象です。特にコンドミニアム市場で変化が目立ちました。超高級住宅は相変わらずの人気。今回は、主要リゾートごとにその動きをまとめてみました。
コハラコーストの動き:コンド市場は調整中?
まずは、リゾート・コンドの変化から。ハワイ州全体で問題になっている「コンドミニアム保険」の影響を受け、特に下の価格帯の市場に動きが出ています。
ワイコロア・ビーチ・リゾート
取引件数は前年比でなんと約50%減少。売り物件は増え、買主はより慎重に交渉に臨んでいることが伺えます。今年「コレア」を購入されたクライアントは、交渉の末、25%以上の値引きを実現。1年半前は考えられませんでした。しっかりとした準備をすれば、チャンスもある市場です。
マウナ・ラニ・リゾート
マウナラニのコンド市場はやや粘り強く動いていますが、それでも調整傾向が出ています。単価は昨年比で約9%ダウン。長期的には、こうした価格調整が買主の関心を呼び戻すきっかけになるかもしれません。確かに、年初と比べると動きは回復傾向です。価格調整が進んでいないワイコロアよりも動きが活発です。
マウナ・ケア・リゾート
コンドミニアムの取引は活発。一方で、一戸建て住宅の取引は減少。ただ、今年はあの大谷翔平選手がマウナ・ケア内に邸宅を建築中であり、前半は特に注目度が高まりました。「マウナケア住みたい!」という声もちらほら。大谷選手のご近所さんになるチャンス。ご興味があれば、ご連絡ください。
プライベートリゾート:依然と続く在庫不足
フアラライ(Four Seasons)
市場の大半が「非公開取引」。市場に出る前に取引されています。実際、私も今年、ひっそりとヴィラの購入をお手伝いしました。公に情報がでることなく、水面下での取引が中心。現在、フアラライではなんと住宅・ヴィラも売り物件はゼロ。完全な「紹介と信頼」の世界です。フアラライの物件にご興味がありましたら、直接お問合せください。
クキオ
価格はさらに上昇中。今年の平均は何と2100万ドル(およそ30億円)。戸建ての価格は1平方フィートあたり$4,500超。現在の売り出し物件は3戸のみ。新規分譲の「KD」フェーズも残りわずか。完全なる「超プライベート・クラブ」の風格です。メンバーシップが売り切れたことが大きな要因で、プレミアがつきました。
コハナイキ
ハワイ島の中で最も新しい超高級リゾートですが、アメニティの充実度の高さが際立っています。家族向けのアメニティ(海、スパ、ゴルフなど)が充実し、近年は若い世代からの人気も高まっています。現在も新築プロジェクトが進行中。「新築&ラグジュアリー」を探している方には、絶好のタイミングです。
最後にひとこと
今回のまとめから見えるのは、「価格調整が進む市場」と「手に入らないほど人気なエリア」の二極化。でも、その背景には「ライフスタイル」というキーワードがあります。ライフスタイルが不動産の価値を決める大きな要素だということを改めて感じる半年でした。
気になるエリアや物件があれば、いつでもご相談ください。