マイアミはまだ続きます。
朝食の後は、今マイアミで話題になっている、ベントレー・タワー
今米国のラグジュリー不動産で売れているのが、ブランド レジデンス。ようするに、著名ブランドという付加価値がついた不動産です。
世界のトップ レジデンスブランドは数的にはトップから順に:
リッツ、次にフォーシーズンズ。YOO レジデンス、トランプ、セント・リージェス、W、フェアモント、YOOスタジオ、マンダリン・オリエンタル、ローズウッド、ウェスティン、シックスセンス、ワードルフ・アストリア、アドレス、アマン、バニアンツリー、ペニンシュラ、ヒルトン
そして、世界でブランド レジデンスが多い都市は、
トップから、ドバイ、マイアミ、ニューヨーク、ロンドン、バンコク、イスタンブール、ボストン、プーケット、サンパオロ、ボードラム、ロスカボス、フォートローダデール、マニラ、トロント、ムンバイ、クアラランプール、ジャカルタ
という具合に並んでいます。
意外な都市名がありますね。
ただし、ダントツで数が多いのは上位3都市、ドバイ、マイアミ、ニューヨークです。
マイアミでは、アルマーニ タワー、ポルシェ・タワーに次いで、ベントレー タワーが3年後に完成します。
ポルシェは、車が好きな富裕層向けに近代的な車エレベーターを
自分の車に乗ったまま、自分のユニットまで行きます。車好き用に開発したこの設計。実は著名人のプライバシー保護の観点からも人気が出たそうです。パパラッチの心配をせずに、車でそのまま60階の自宅から出られる。著名人ならではのメリットでしょうか。`
面白いのは、住宅系以外のブランド レジデンスの存在。
フォーシーズンやヒルトンとの住宅の組み合わせは珍しくありませんが、今はポルシェ、アルマーニ、ベントレー、バカラなど、非住宅系のライフスタイル高級ブランドのレジデンスが台頭してきています。
ディベロッパーが立地、ライフスタイルに合うブランドと組んでデザインする、このプロデュース力は大したものですが、それ以上に、ブランドの力というものに驚かされます。
ポルシェタワーでは、車が2台しかおけなかったのが不評だったそうです。笑。
そこで、ベントレータワーでは、海側は4台、反対側は3台置けるように設計をしたとのこと(各ユニットです)。
レアルムのイベントで会った、デベロッパーの社長自らの車でペントハウスまで行くビデオです。
ベントレー タワーの価格帯は6億円から42億円です。
面白いのが、リビングルームから駐車場が丸見えなことですが、むしろこ
マイアミにように高級車に乗ることがステータスである場所で、かつ自分で家まで上が
維持管理のし易さに加えて、
マイアミには、アストンマーチン タワーも近い将来完成しますが、全391戸のこのマンションはすでにほぼ完売状態だそうです。すごいぞマイアミ。
見てください。この格好良さ。
上階はプール、スパ、レストラン、映画館などのオーナー用施設。そして一番上のペントハウスは3階建てで60億円だそうですよ。
今回泊まったマンダリンのすぐ近くにバカラ タワーも建つそうです。価格帯は安め(?)で250万ドル位から
そして、下はノブ レジデンス(トロント)。世界に知られた高級和食店。今やNOBUレジデンスも大人気。
これは「食」というライフスタイルなのですね。
下はブルガリ レジデンス。ドバイです。高級ブランドの名前がつくと、格好よく見えるものです。
これがアマゾン ハウスだったら、ちょっと違って見えますよね。
これまではフォーシーズンズなどの住居ブランドのマンションが
これまでホテルとしてのみ使えた施設が、自分の生活の一部となるのはニューヨークの富裕層にはたまらないようです。こういうホテル系の住居は分かりやすいです。
ブランドの安心感と高級感。そして、それが織りなすライフスタイル。非常に興味深い傾向だと思いました。
ルイ・ヴィトン、アルマーニなどので高級ブランドの価格、顧客単価が
ベントレー(車)はこの4年で4割価格が上昇しているそうですが、売れ行きが鈍るどころか加速しているそう。すごい世界です。