あろは。
会社への道を運転していると、前にハワイの旗を逆さに掲げたトラックが。
最近は見慣れた光景です。
TMT反対派なのですが、彼らは本当に物事を正しく理解しているのかどうか、疑問に思うところもあります。
旗が反対に掲げられているのは、「国家の危機」を表現しており、ハワイアンに対する不当な扱いに対する不満を表しています。
旗が2つあります。左側はハワイ州の旗。そして右は「カナカ マオリ」と呼ばれるものです。
最近良く言われるのは、元々この緑の旗がハワイの国旗だったものの、1843にイギリスの船長が5か月間ハワイを占拠した際に、カナカマオリを焼き捨て、今の旗になったという説です。
実際はこれは過ちで、ハワイの初代大王、カメハメハ大王がイギリスに1794年に保護を求めたことが今の旗の起源とされています。このためにイギリスのユニオンジャックが旗の左端にあり。あとフランスと米国にも配慮したデザインになっています。
緑のカマカ マオリはポリネシアの旗であり、ハワイの国旗として使われたことがないということです。
TMT(30m望遠鏡)の抗議はまだ続いています。最近の世論調査では、ハワイ島の住民の6割以上が賛成。
ハワイアンでも半数以上が賛成していることが明らかになっています。
数だけで進めることは良くありませんが、誤った情報に基づく反対意見が多いことには気になります。
例えば:
1)(誤)建設は山頂から深く掘削するので、地下水に影響を及ぼす
(正)掘削は行わなず、コンクリの基礎をうつだけです。地質調査でボーリング調査行ったそうです。
2)(誤)山頂の湖(池)の水を利用する。
(正)この池は神聖な池ということですが、これは雨水でたまるものであり、利用することは基本的にできず、利用計画もありません。上水道は今現在他の天文台が使っているものを利用するそうです。
3)(誤)水銀やその他薬剤を垂れ流す
(正)全ての排水は麓まで持ちかえり、廃棄処分になりますし、水銀は一切使わないそうです。
4)(誤)ダイナマイトによる爆破
(正)建設工事にはダイナマイトによる爆破は使われません。
5)(誤)ハワイ固有の動植物に悪影響を及ぼす
(正)TMT建設予定地には特別な動植物が生息していないことが明らかになっています。
6)TMTは原子力を利用する
(正)住民と同じ普通の電気を利用し、原子力は使いません。
何故今頃こういう議論をしているのか謎ですが、建設的でないことは明らかです。
TMTはスペインのカナリア諸島に建設されることと思いますが、もっと建設的な議論をしてほしいと思っています。