あろはーー。
いやいや、コロナ関連で色々と面倒なことになっていますが、その中でも仕事は動いています。
まずは朝の散歩の写真から。
日本の桜もいいですが、こちらも夏に近づきプルメリアが咲き始めました。
ロックダウンの中、いかに小学生の次女を外に連れ出して健康的に過ごさせるか、というのも頭が痛いところです。
さて、不動産動向です。
先々週2件クロージング:マウナラニフェアウェー65万ドル、コーストビュー62万ドル。そして先週も2件クロージング:パリセード67万ドル。コモハナ74万ドル。成約物件については順調にクローズしています。
クロージングの詳細についてはまた別途ブログでアップします。取引はどれも違うのが面白いところです。
さて、現在の市場動向。
2019年末と比較しても不動産中値は大きく上昇。現在のコナの戸建ての中値は$76万ドルで、昨年同時期より18.7%アップです。
今年になって売り物件数が少なくなり、値段が急上昇しています・・・・・
というところで先月のコロナによるロックダウンに突入!
今のところあまり大きな影響は出ていません。ただし、飛行機がほとんど飛んでいませんから、早く終息しなければ、不動産市場が今後かなり静かになる可能性はあります。
2019年末と比較して中値は18.34%アップ。売り物件数も16.7%アップ。取引件数は昨年同時期と比較して今年はマイナス0.79%です。今のところ僅かな現象です。
2020年4月1日時点のカイルアコナの、戸建ての売り物件数と成約物件数は以下の通りです。
成約数は若干下がりました。
売り物件数は大分増えています。
不動産取引についていくつか問題が生じ始めています。
1)物件へのアクセス問題
- リゾート全体でアクセス規制を行っているところがあり、バイヤーが物件にアクセスできない。
- テナントや売主がバイヤーに家の立ち入りを許可しない
- 売主が不動産屋の立ち入りを許可しない
不動産は不特定の第三者が立ち入りますから、こういう事態はなかなか厳しいです。これはバイヤー側からしても同じですね。
2)業者の問題
- 不動産鑑定士が不動産鑑定を拒むケースがでてきています。家を誰もいない状態にして、すべての電気をつけて、鑑定士が一切モノに触れないで見られるようにする配慮が必要です。銀行側が配慮して外からの査定だけにとどめるケースが増えてきました。これはこれで楽でいいです。またはフェイスタイムで不動産鑑定士にビデオを送ったという話も入ってきています。
3)譲渡書の公証
取引の最後にはどうしても譲渡書の公証とローン書類の公証が必要不可欠です。
現在エスクロー会社はドライブスルー公証を始めています。これはエスクロー会社の駐車場で、窓を少しだけ開けて、書類を渡し署名。身分証明書も窓ガラス越しで確認するという、人と接することなく公証作業を行なうというものです。
エスクローの「マクドナルド化」!新たな業態の登場。
4)海外での公証
勿論海外の大使館や公証役場ではこのようなサービスはありませんので、海外で譲渡書を公証するのが厄介!
今現在、1件エスクローが止まっています。涙
売主はなんと今フランス!
フランスの米国大使館は閉まっています。
さらに、アポスティーユを扱う公証役場も閉まっています。ということで、フランス待ち。
ローンの利率ロックが5月3日に外れるので、それまでになんとかしないといけませんが。。。。こればっかりは。。。。物事はタイミングです。
2週間前のロンドンでの公証は駆け込みセーフでうまくいったのですが!
今はロンドンもアウトという情報です。
世界はつながっていると、強く認識した次第です。
そして最後に、州の登記所が閉鎖になる恐れがでています。
ただし、エスクロー会社はすでに策を打ち出していて、登記所が閉鎖になっても、エスクロー会社と権原保険会社が責任をもって取引はクローズとします。
お金の決済も行われます。権原保険会社が所有権の市場性を保証する限り、取引は有効ということです。
勿論登記所が空き次第、エスクロー会社が登記を行いますので、そこは心配いりません。
登記所が閉鎖になっても所有権とお金は大丈夫ということです。ちょっと安心です。
コナビスタあと3週間でクローズです。