あろは!
ハワイでは感謝祭も終わり、クリスマスムード一色になりましたね。
ブラックフライデー、サイバーマンデーとかありましたが、そもそも買い物はあまり好きではないですし、ずっと仕事をしていました。
そこで「新記録」。
初めて会って30分で家を買っていただきました。私の担当物件のケアロア59万9千ドル。およそ7000万円。
実はこの物件、感謝祭前にオファーがすでに入ってまして、カウンターオファーが行き来すること2回。
そんな中、サンクスギビングの3日前にヒロ沖の大型客船からこの物件に対して問い合わせがありました。
さすがに見ないで買うのは危険ですし、会ったこともないバイヤーのオファーはちょっと怖くて受け付けられません。
そしてサンクスギビングの前日。
心は七面鳥で一杯。
朝9時半に例の大型客船のお客さんから電話。家を見たくて、マウイで船を降りて、前の日にコナに移動してきたそうな。本来ならサンフランシスコに戻るはずなのですが。
なかなか無茶ですよね。
11時にシェラトンでピックアップ。家まで15分弱。そして15分後には購入のためにオファーを作成するように指示を受けました。会って僅か30分の出来事。
ランチを食べてもらっている間にオファーを作り(合計14ページの売買契約書)、2時に署名いただき、成約となりました。会って3時間ちょっとで成約も新記録です。カウンターオファーの買主はお断りさせていただきました(ハワイでは優先権はないので、覚えておきましょう!)。
普通は物件を買うまでは、早くてもお会いしてから翌日とか、そんな感じなのですが。
まずはめでたし。めでたし。
後日談があります。
購入して2日後、やはり奥さんがバイヤーズリモースに(後悔という奴です)。
こんな時は包み隠さず全て明らかにするのがベスト。
自慢ではないですが、自分の売り物件はこんなときのために、できるだけ準備をしておきます。家屋検査も私が負担して入れておきます(通常は成約後にバイヤーがいれます)。測量などできる限りやっておくのがベスト。不安に思う要素をできる限り排除しておくのです。問題個所も、何が問題なのか明確になっていて、対処法が明らかになっていれば、買主さんも不安に思わないものです。
ということで、家屋検査報告書、住宅地の告知書、重要事項説明を手に、家をもう一度くまなく歩いて説明すること30分。表情がすっかり変わって、最後には、「じっくりみたら、ますます気に入った(英語)」、と言ってもらえました。セールストークはなしです。
購入後も長い付き合いになりますから、無理に購入してもらうことは絶対にNGなのです。
ハッピーなバイヤーでないと、後々絶対にハッピーな結果になりません。
ということで、本日ミシガンに喜んで帰っていきました。クロージングまでにはハワイに戻ってくるそうです。
クロージングまで気を抜かずにいきます。
サンクスギビング、もう1軒成約して、本当に感謝、感謝の週でした。