今週のローカルニュース
2016年5月23日:コナ国際空港から宇宙旅行?
ハワイ州は現在、コナ国際空港を宇宙港として連邦政府に申請している。実現すると、米国でも数少ないスペースポートとなる。現在米国運輸省の環境アセスメントが進行中であり、ハワイ州は一般公聴会を今年夏頃に開きたい意向だ。環境アセスメント報告書はすでに8回改訂されているが、連邦航空局は慎重に事を進めている。宇宙旅客機は一般のジェット旅客機と同じように離陸し、その後海上でロケットに点火しマッハのスピードに達する。数十年前、ハワイ島南部のカウ地区にロケット発射基地の建設が検討されたことがあるが、今回は現実味のある話になっているという。これが実現すると年間50機ほどが宇宙旅行にコナ空港を使用することになるという。まだしばらく時間はかかる見通し。
2016年5月23日:ハワイでの日本語使用率が大きく低下
ハワイ州は全米で英語以外を第一言語とする住民の割合が最も高い。その中で日本語が最も多く、英語以外を母国語を住民は1980年には30%以上を占めていた。昨年の調べによると、日本語を話せる住民は1980年と比較して50%減少し、それまでハワイの第2言語の地位から4番目に下がっていることが明らかになった。公用語の英語に次いで、ハワイで最も多いのがイロカノ語(フィリピン)、そしてタガログ(フィリピン)ついて日本語、中国語、スペイン語、ハワイ語となっている。英語が母国語でない住民が最も多いのがオアフ島で28%。ハワイ郡は最も少なく、17%。ハワイアンを母国語とする住民が最も多いのがハワイ島で全体の16%だ。
2016年5月24日:ハワイ州が拳銃所有者を連邦政府に登録することを検討
ハワイ州は拳銃を所有する住民全てを連邦のFBIのデータベースに登録することを検討している。この法案は拳銃オーナーからは反発を買っているが、議会は積極的に検討していくという。これが実現すると、米国内ではじめてのケースになるという。
2016年5月25日:キラウエア火山で新たな溶岩流
キラウエア火山から新たな溶岩流が2つ確認された。キラウエア火山国立公園の溶岩流地図はこちら。
これは噴火を続けているプウ・オウ火口からで、 最近は東に流れていた溶岩が、西側よりに進路を変えている。今後この溶岩流が発達するかどうかについては、現段階では分からないという。
2016年5月26日:地元住民が、ケアラケクア湾を保護するための団体を結成
地元住民からなる、HOALA KEALAKEKUAなるボランティア団体が結成され、ケアラケクア湾の保全に乗り出した。まず第一の目的はケアラケクア湾の清掃と史跡の周りの雑草の除去だという。 ハワイを発見したキャプテンクックが最初に上陸したこの場所はハワイアンも多く住んでいたため、数多くの遺跡や史跡がある。ただし、最近では管理が行き届いておらず、人目につくことがないという。また、キャプテンクック記念碑側にはトイレ施設がなく、衛生問題が指摘されている。将来的にはキャプテンクック記念碑側にトイレなどの施設を建設したいという。
2016年5月26日:マカデミアナッツミルク
最近米国では牛乳の代用として、アーモンド、お米、大豆ミルクが非常に人気がある。そこにヒントを得たロイヤルハワイアン農園社はこのたび、マカデミアナッツミルクの製造販売を開始した。6月より一般小売店での販売が開始される。 アーモンドミルク市場は毎年50%増えており、こうした代替ミルクの総販売額は米国で50億ドルに及ぶという。米、アーモンド、大豆のミルク市場の競争は激しいが、マカデミアナッツはまだ競争相手が少ないという。1年半かけて開発したこのミルクは、カルシュームの量は牛乳の倍で、ビタミンEも豊富だという。
2016年5月27日:ハワイのハリケーン予報
「ゴジラ」エルニーニョの影響で、昨年は過去最高のハリケーン数、および最高気温を記録したハワイだったが、今年は平均的な夏になることが予想されている。6月1日から11月30日がハリケーンシーズンとされている。今年は赤道あたりの海温が低くなるラニーニャ現象になることが予想されている。平年並みのハリケーンの数になる確率が40%。少なくなる確率は20%だという。ハリケーンができる要因としては様々あるので、予測は簡単でないという。