今週のローカルニュース
2016年10月23日:エアBnBが大人気
2週間ほど前に行われたアイアンマン世界大会の際、バケーションレンタル予約サイト大手のエアBnBを介する予約数が、昨年と比較して9割拡大したという。昨年およそ1000件だった予約数が今年は1900件に大幅に増加した。この背景には、ホテルより手軽で便利な、ローカルの家の間借りやコンドミニアムのバケーションレンタルが近年人気が高まっていることがあげられる。アイアンマンの際は、1週間でおよそ120万ドルのレンタル収入がハワイ島におちたが、エアBnBをりよすることにより、物件オーナーには3%程度の手数料しかかからないことが魅力に上げられている。
10月25日:鯨
毎年12月から3月頃、アラスカから出産、子育てのために回遊してくるザトウ鯨だが、今年は例年よりも2ヶ月も早くその姿が確認された。鯨がすでに2回も確認されている。
10月28日:コーヒーの木食い虫の殺虫剤
ハワイ州は2年間かけて、ようやく、コーヒーの木食い虫(コーヒーチェリーボーラー)の駆除に使用した農薬の払い戻しを認める法案を可決した。これにより、コーヒー農家は1エーカー当たり600ドル、または最高9000ドルの補償金を手にすることが可能になる。ハワイ州にはおよそ1000のコーヒー農園が存在し、そのうちの700はハワイ島にあると見られている。
10月30日:公共の土地への農薬使用禁止条例
ハワイ島コハラ地区選出のウィリー議員は、ハワイ郡の公共の土地において、危険な除草剤の使用を禁止する法案を提出した。これにはラウンドアップも含まれる。ウィリー議員は、飲み水や海を汚染する可能性がある除草剤は使用するべきでないと、話している。コロラド州の一部ではすでに同様の条例が採択されており、80の市や郡が農薬の使用を禁止しているという。
10月30日:マウイでボウフラ退治
マウイ郡は、ジカウィルスやデング熱を媒介する蚊の発生を抑制するため、雨の多い東側に殺虫剤を撒いている。ただし、この殺虫剤は自然分解する食器用洗剤を水で薄めたもの。これでボウフラを十分駆除できるという。