今週のローカルニュース

2016年6月13日:ハイキングトレイル情報
ハワイ州によるハイキングトレイル情報のホームページが拡充され、スマートフォンからもアクセスできるようになった。ハワイ島では18のハイキングトレイルの詳細情報が掲載されており、ルートや施設だけでなく、悪天候による閉鎖などの重要情報を確認できる。 ホームページは、www.hawaiitrails.orgからアクセスが可能。ハワイ島だけでなく、ハワイ州全体の情報が掲載されている。ただし、キラウエアなどの国立公園内のトレイルは掲載されていない。

6月14日:ハワイアンはオンタイム
米国運輸省によると、米国の航空会社でもっとも遅れが少なかったのが、ハワイアン航空とデルタ航空 だ。米国の大手航空会社12社で2015年に定刻運航したのは84.5%で、昨年の81.8%を上回った。ハワイアン航空の定刻運行率は94.1%。2位のデルタが90.3%。到着予定時刻14分以内に到着した場合には定刻運行とみなされる。

6月15日:アイランドエアが6年ぶりに運航開始
2012年から運航がストップしていた、アイランドエアがホノルル・コナ便を復活させた。一日5便ではあるが、320席増えることになり、ハワイアンの独占を多少なりとも崩すことにつながる。この3年でコナ行きの飛行機の乗客数は30%増だという。今年は昨年と比較して10%増だ。

6月15日:パホアとプナへの溶岩流
ハワイ火山国立公園の地質学者は、2014年6月以来プナとパホアに向けて流れていた溶岩流が停止した、と発表した。パホアの町およそ14マイル手前で止まった格好だ。2年前には同溶岩流が家1軒を飲み込んだのは記憶に新しい。現在キラウエア火山では山頂近くのプウオウ火口から新たな溶岩流が確認されており、流れがそちらにシフトしたと考えられている。

6月16日:ハワイの遺伝子組み換え農作物
2年前ハワイ郡とカウアイ郡は遺伝子組み換え(GMO)農作物を規制する条例を可決したが、その後モンサントなどの米国農業関連の大企業に告訴され、連邦裁判所がその条例を違法とした。今回ハワイ郡、カウアイ郡、マウイ郡はホノルルの連邦裁判所に控訴を行い、GMOを含む農産物に関する管理管轄は郡にあると主張している。GMOが健康被害を及ぼすという裏づけはないものの、GMO作物は農薬に耐性があるため、必要以上の農薬が使われるという。ハワイの生態系や住民への健康を危惧する声が上がっている。

6月17日:セスプールのアップグレード進まず
連邦では禁止されているセスプール(垂れ流しの下水)がハワイには数多く存在し、ハワイ州はアップグレードを促すために補助金を出すことを昨年決定したものの、まったく状況は改善されていない。現在ハワイ州全体には9万個以上のセスプールがあり、そのうちの半分以上はハワイ島にある。1月から施工された条例は海岸線から60m以内のセスプールを浄化槽にアップグレードする場合には1万ドルの補助金を出すというもの。この予算としてハワイ州は500万ドルを計上しているが、現段階ではハワイ島ではたったの4件しか申請されていない。浄化槽への交換は最大で3万ドルかかることがある。

6月17日:フィラデルフィア議会がソーダ税を可決
ペンシルベニア州、フィラデルフィアは米国の主要都市として最初にソーダ税を可決した。これは砂糖を含むジュースに対して課されるもので、30mlに対して1.5セントが課税される(1缶あたり18セント)。米国ではジュース、ソーダ類は低所得者の方が多く消費することから、不公平税制として、20以上の都市で法案が見送りになっている。ソーダ税があるのは、フィラデルフィア以外ではカリフォルニア州、バークレーのみ。フィラデルフィアはソーダ税の収入を幼稚園や子供用施設の拡充に使うことを約束している。