今週のローカルニュース:3月19日~3月25日

3月19日:コナ・カウアイ直行便スタート
コナとカウアイ島のリフエをつなぐハワイアン航空の直行便がスタートした。コナ発は9:38。リフエ発が3:44。今後需要をみながら増便することを検討するという。ハワイ州内最大のハワイアン航空がコナ・ホノルル便をスタートしたのは1949年。

3月19日:コナ・チップ25周年
キャプテンクックに本社を置く、コナ・チップスが今年で25周年を迎える。オーナーのジェローム・フルカワはケアラケクアでケトルチップという名でポテトチップを製造していた。その後1991年にキャプテンクックに新しい工場を設置し、コナ・チップの名で販売を始めた。アロハ航空やホテルとの契約がとれたものの、2001年のテロの時期には閉鎖寸前に追い込まれた。その際、娘が考案した日本のフリカケをふりかけたコナ・チップが人気商品となり、現在ではハワイアン航空や、各ホテルに置かれている。またコスコとも契約済みだという。次の新商品はUGLY CHIPで、チョコレートチップのクッキーにポテトチップを砕いてふりかるという。コナのローカルに支持されている同社は、西ハワイを拠点に今後も活動していくという。コナのスーパーなどにおいてあるので、お土産にもよいかも。

3月20日:ナアレフ・シアター
プランテーション時代に建設された、ハワイ島南部のナアレフの映画館が倒壊の危機にさらされている。所有者である300コーポレーションはハワイでも大地主だが、史跡認定を拒み、必要な修繕を行わず、まさに意図的に取り壊しへの道を歩んでいる。この映画館は地元の目玉になっているばかりでなく、ハワイ州としても史跡の価値が高いと考えている。しかし所有者は史跡認定をうけた場合には、同州を提訴するとの意図を明らかにした。地元では保存を求める声が多いが、2006年から修繕が行われておらず、時すでに遅し、との声もある。ハワイ州が土地を強制的に接収して、建物を保存することも検討されるべきとの意見もある。
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3月20日:ハレマウマウクレーター噴火から9年
キラウエア火山の山頂にある、ハレマウマウ・クレーターから噴火が始まり、溶岩湖ができてから今年で9年。2016年からは溶岩湖のレベルが上昇し、ジャガー展望台からも見えるようになった。現在世界で溶岩湖は6箇所で、ハレマウマウクレーターほど大きな規模ものはアフリカのコンゴ共和国のニイラゴンゴだけだという。現在海にも大量の溶岩が流れ込んでいる。

ウエストハワイ・トゥディ紙より。

3月21日:マウナケアに裸足で登頂
38歳のコロラド州の在住の男性が3日間かけてヒロから徒歩、それも裸足でマウナケアの登頂を果たした。トマス・ルーター氏は、2年前から裸足でのハイキングを始め、4200mのマウナケアを征服するに至った。

3月23日:UBERに続き、リフトも参戦
先週サービスをスタートしたライドシェアのウーバーに続き、LYFTもハワイ島に参戦した。同社はオアフではすでに3年間の実績があり、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島のサービスを開始する。リフトはこれで全米300都市でサービスを提供することになる。ウーバーとリフトはライドシェアのサービスであり、アプリを使ってドライバーを呼ぶことが出来る。明瞭料金が人気の要因のひとつだ。

3月23日:コナ国際空港の近代化工事スタート
ハワイ州知事ら要人による、エリソン・オニズカ・コナ国際空港の近代化工事の起工式が行われた。1970年代に50万人の利用を見込んで建設されたコナ空港だが、300万人を処理できる近代空港に生まれ変わる。7500万ドルのこのプロジェクトは、まず旧オニズカ博物館があった建物を取り壊すという。セキュリティ施設の拡充を行い、旅行者の負担を減らし、国際線用の入国管理施設も建設される。プロジェクトの完了時期は2019年2月。

ウェストハワイ・トゥディ紙より

3月24日:ガソリン税の増税案棄却
ハワイ州議会はガソリン税の増税を模索していたが、審議を通らなかった。ハワイではガソリン税の税収により道路を整備する仕組みだ。

3月24日:尊厳死法案棄却
ハワイ州議会は尊厳死法案を巡って審議を行っていたが、法制化はされない。現在尊厳死が認められているのは、カリフォルニア、コロラド、オレゴン、バーモントとワシントン州。

3月25日:ハワイ州内のコーヒー収穫量アップ?
ハワイ州には6900エーカーのコーヒー農園があり、2016年~2017年度の今年の収穫は昨年より100万ポンド多い3640万ポンドになることが明らかになった。コナコーヒー農協は、コナコーヒーの収穫量は伸びていないという。10月から3月までの旱魃により収穫できず、保険請求を行っているコナコーヒー農園もあるという。コナコーヒー農協は280のコナコーヒー農家によって作られているが、コナ全体ではおよそ1000の農家があるという。コナコーヒーの収穫量は増えておらず、他島の大規模農場の収穫量が増えただけという見方が強い。