あろは！

今は先日ご紹介したケアロハとマルラニガーデンの戸建てとコナマカイのコンドミニアムがエスクローに入っています。
無事に成約して、登記に向けて取引を進めているということですね。

よく、「不動産エージェントはいいですねー。成約したらお金が転がり込んでくるのですものねー」といわれることがあります。

しかし、人生そう簡単なものではないのですよ。
成約までは誰でもいけますが、ちゃんとクロージングまでいくのは努力と、根気と注意が必要なのです。45日間は気が抜けません。

どんな取引も必ず一度はキャンセルの崖っぷちを経験すると言ってもいいでしょう。
その理由も一様ではありませんから、マニュアルなんてものはありません。売主と買主の表情を見ながら、妥協点を探りながら進めていきます。

特にハワイでは最初の2週間はバイヤーはいくらでもキャンセルできますので、ここでしっかりとつなぎとめられるかどうかが鍵です。

不安感をあおってキャンセルさせるのは簡単です。納得・安心してもらって買ってもらうことが我々の仕事です。

納得していただくまで説明をして、安心していただけるか。
それでも不安なら勿論キャンセル。大きな買い物ですから、絶対に信頼だけは裏切ってはいけません。今の「得」はとってはいけないのです。

ということで、本日はケアロハの物件のスプリンクラーテスト。バイヤーさんが不安に思う点は徹底的に調べて、情報を送ります。
一時間ほどかけてじっくりテストしてきました（スプリンクラーは家屋検査ではやらないのです）。

スプリンクラーシステムは全体ではほぼ満点の出来でしたが、どうやら庭師が芝刈り機で奥のスプリンクラーを破損したようです。水が天に向かって吹き上がっていますね。

簡単な修理なので、よかった。よかった。

私は売主の代理であるからこそ、買主に喜んで買ってもらわないといけません。

はたからみて良い不動産ブローカーはその辺りのバランス感覚が優れていると思います。

ではこれから、そろそろクロージングのコナマカイの鍵チェックと電話、電気を止めにいきます。