ローカルニュース・ダイジェスト 2017年11月1日~11日

2017年11月1日:水道局の対応を疑問視
今年初めから続いているポンプ故障によるコナの水不足は未だに解決していない。9月には新しいポンプを井戸の底に落とすという失態も犯した水道局への非難の声は高まるばかり。そして昨日、水道局が公にした報告はさらに住民の不安をあおるものだ。コナは13の井戸を使って水道を供給しているが、そのうちの5つのポンプが故障して、25%節水制限が義務付けられている。10月3日には2つの井戸の修理が終わったことが発表になり、安堵の声が広まっていた。しかし、ほぼ一か月振りの10月31日の報告によれば、修理が終わったはずのフアラライ・ポンプは僅か数日で再度動かなくなっていることが判明。またアイアンマン世界大会の最中にケアフオル井戸が故障。その代りに10月の半ばにホノコハウ井戸のポンプの修理が完了。10月の上旬には実は5つ井戸が稼働していなかったが、その事実は伏せられたままだった。ホノコハウの修理がすぐに完了するので、他の井戸の故障の事実を公表する必要性を感じなかったと、水道局長は話しているという。ケオプ井戸は12月終わりまでに稼働する予定であり、これが完了すれば、節水制限義務は10%になるという。
11月2日:カハルウビーチ
ハワイ州でも最も人気のあるビーチの一つである、カハルウビーチパークの整備が求められている。地元のカヌハ議員は60万ドルの整備計画策定予算を来年度の予算に組み込むことを要求。決まりかけているという。カハルウは手軽にシュノーケルができることから年間44万人が利用する。パビリオン、ヘイアウ、ビーチは長年の整備不足により、傷んでおり、早急な近代化が求められている。
11月3日:ハンバーガーヒルの下水整備計画
2016年には完了するはずだった、コナの中心にあるハンバーガーヒル(マクドナルドがあるため)の下水道整備がいよいよスタートする。これは400万ドルの連邦補助金と群債を利用して行われる。
11月4日:ハワイの砂の販売は厳禁
ハワイ州は、州内のサンゴ、砂、石、岩などを州外へ持ち出すことを法律で禁止しており、最高10万ドル、もしくは1日1万ドルの罰金が課される可能性がある。今回ヒロのトリビューンヘラルド紙の調べによれば、Eベイにはハワイ州内のビーチの砂が多く売りに出ていた。通報をうけたEベイがこれらの販売を禁止したという。ハワイ島ではグリーンサンドビーチの砂が小瓶で3ドル50セント。ブラックサンドビーチの砂も現地の写真付きで販売されていたという。その他オアフのビーチなどの砂も販売されていたが、これらの売主は全てハワイ外の居住者だという。
ペレの呪いもありますので、ハワイの砂や溶岩を持ち出す際はご注意を!
11月5日:違法バケーションレンタル規制に向けて
ハワイ州全体で、違法民泊が問題となっている。エアビーやVRBOのような大手民泊サイトを利用して、一般住宅に安く泊まるというスタイルが人気になりつつあるが、それに伴い、地元住民への賃料の上昇、騒音、治安などが問題化している。キム郡長は現在、他の郡とも連絡を密にして、民泊規制について検討をしているという。オアフも違法民泊を締め出す方向で動き、マウイは短期レンタル(6か月未満)のレンタルは全てライセンス制としている。
キム郡長は近々バケーションレンタル規制に関するたたき台を発表する見込み。
11月8日:海軍のソナー・爆破テスト
海軍は2015年にNPOおよび漁業組合との和解で、ソナーや爆破テストを自粛してきたが、より厳格なテスト基準を設けてハワイで訓練を再開したい意向を公にした。例えば大規模対潜水艦訓練は毎年でなく、各年。中規模訓練は年間3回まで。水中爆撃訓練の禁止。また11月~4月までのクジラシーズンの際には最大の注意を払う、というもの。環境保護団体および地元住民は、イルカやクジラを含む海洋生物への悪影響を心配している。
11月10日:アイランドエアが破産
会社更生法を申請していたアイランドエアは、11月10日付で運行を休止し、現在の予約についても払い戻しをしないことを発表した。過去4年間赤字の同社は、現在リースしている4機が差し押さえられてしまったという。アイランドエアはこれまで37年間の歴史があり、423名の従業員を抱えていた。コナ・ホノルル間も2016年から再開され、地元の期待は高かっただけに、残念がる声が多い。
11月10日:コナコーヒーフェスティバル
今年のカッピングコンテストの最終結果
大規模農場
1位:ペレ・プランテーション
2位:アリアナファーム
3位:イマジン

個人
伝統的
1位:キャストアウェー・ファーム
2位:パラダイス・ファウンド
3位:ヤマサワファーム(娘の学校の先生!)
モダン
1位:オニラ・ファーム
2位:フラ・ダディ
3位:マヒナ・メレ