まだRGC続きます。

今回のメイントピックの一つは「AI」。チャットGPTを始めとする、人工知能ですね。
コロンビア大学教授で、AIの分野のコンサルとして、引っ張りだこのサクセナ教授のスピーチは一つの目玉でした。

データ戦略の専門家である同教授は、AIで成功した会社として、スターバックスとネットフリックスを挙げました。
この2社は正確にはAIで成功したわけではないですが、AIが得意とする「非定型データ UNSTRUCTURED DATA」の分析を追及して成功した例とのこと。

私は大学と大学院では、スーパーコンピューターを使った政治の計量分析を専門にしていました。
私がやったような分析は、今では自宅のパソコンで簡単にできるようになりました。笑。
「非定型データ」とは、エクセルに落として分析できないような、
個人の趣向や、選択など、複雑で一見何の法則性もないようなデータです。AIはそこからある種の法則性や傾向を見出すことに非常に秀でているわけです。例えば、ある属性の人の映画の好みであったり、人の注目を集めるインスタの投稿の傾向であったり、コーヒーの嗜好など、、、

全くランダムに見える大量のデータを使って、それをどうやってビジネスに生かしていくのか、そこがAIの面白いところ、だと。住宅不動産購入の判断基準は「感情」に大きく左右されると言われています。面積や、家の設備、築年数のような数値化できるデータ以外に、重要な意思決定過程のヒントになるかも。
AIを使った「非定型データの活用」。今回非常に参考になりました。

もっとも、私が言っていることはが正しいのかどうかも定かではありませんが、コナに戻ってからは、エクセルの行と列にとらわれない思考を心がけています。