あろは!
先週から3件立て続けにエスクローをクローズしました。
そして、昨日ようやく懸案の取引の調査期間を乗り越え、一息ついています。
12月上旬からまとまった休みが取れていないので、休暇が欲しいです。
旅行に行けないと、ついつい仕事になってしまうので、困ったものです。
さて、市場動向です。
今年に入りハワイ島の不動産市場の躍進が止まらない状況です。
コナの中値は過去最高。いよいよ80万ドルを超えました。
成約物件数も堅調ですが、なんといっても売り物件の少なさが目を引きます。
コナで18年家を売っていますが、売り物件数が95件というのは、過去最低数です。
以前も触れましたが、リーマン直後は売り物件数が400件以上ありました。通常は200件以上売り物件があります。
下は価格帯別に成約物件(オレンジ)と売り物件(青)をまとめたグラフです。
なんと50万ドル以下の売り物件はゼロになりました。
60万ドル以下の売り物件はコナ全体で3件のみ。
売主は良いですが、買う方はなかなか大変な状況です。
そしてコンドミニアム。
コロナでバケーションレンタル市場が打撃を受けたため、戸建てに比べて回復が遅かったのですが、ここにきて一気にペースが上がってきました。
現在バケーションレンタルの稼働率もかなり上がってきています。
私が見ている限りでは予約がどんどん入っています。
戸建て同様、売り物件数が少なくなっています。
2006年頃には売り物件数が85程度まで落ちたことがあります。
今回もそのレベルまで届くかもしれません。
2021年1月の登記数は、コロナが始まる前の2020年1月の5割増しです。
価格帯別の売れ行きですが、戸建てと違うのは、安い価格帯の方が売れ行きが鈍いということです。
レンタル収入がないと賄えないバイヤーにとってはまだリスキーということでしょうか。
それとも価格帯の安い小さいユニットは、このコロナ渦ではプライバシーが問題ということなのでしょうか。
そして、リゾート市場も急速に回復しています。
ワイコロアでは36:25で成約物件が売り物件数を超えました。
半年前は売り物件46件に対して、成約物件数が3件でした。
売り物件数も通常は80件ほどありますが、今は25件のみです。
こちらも売り手市場となっています。
マウナラニ、マウナケアでも同じような状況となっています。
プライベートリゾートも同じような状況です。
400万ドル以下の物件がこの2カ月でほとんど売れてしまいました。
コハナイキ、フアラライでも200万ドル近辺の価格帯は姿を消しつつあります。