あろは!
ハワイ島に住む場合に考えるのが降水量。
11も気候帯がありますから、当然降水量も地域によって大きく異なります。
ハワイは貿易風が東から西に向かって年中吹いています。そして中央の4,000m以上のマウナケアとマウナロアに貿易風がぶつかり、東側に雨が降り、西側は晴れるのです。
東側のヒロは海沿いでも年間降水雨量がなんと2,500㎜。少し山間に入ると4,000㎜。一番雨の降るマウンテンビューはなんと6,000mmですから、年間6メートルです!雨が大好きなら、ここに家を構えましょう!
一方コナ国際空港やフアラライの年間降水雨量は300㎜以下。コハラのマナケア、マウナラニ、ワイコロアの3大リゾートに至ってはほぼ砂漠状態で、そのため、晴天率は非常に高いのです。
雨が多いとされるコナ・コーヒーベルトで1,200~1,500㎜。東京都よりも少ないのです。
東京都の平均雨量は約1,700㎜。日本の都道府県の平均が1800㎜程度のようです(2016年)。
沖縄は約2300㎜。
アメリカのアラスカとハワイを除く48州の平均降水雨量は767㎜で、日本よりだいぶ少ないです。
都市で見るとマンハッタンが1,268㎜。
雨が多いことで有名なシアトルは実は958㎜。ただし年間146日雨だそうです。
サンフランシスコは601㎜、ロサンゼルスは379㎜という少なさ。
もう少し詳しくコナを見ると:
コナの中心のキングカメハメハホテルの周辺でおよそ600~700㎜。
Aマークのある、カロコからホルアロアは1000~1300㎜。コーヒーにはこの程度が良いということですね。
ハワイ島の場合、山の裾野に町がありますから、標高が高くなるに従って降水量が多くなる傾向があります。
コナに住む場合には標高が200~300メートルが冷房もいらず、雨も適度に降るので、ベストと言われます。が、勿論これは個人差がありますから一概には言えません。
住宅地が集まっている標高100~200メートル辺りは、800㎜程度ということになります。
人間適度な雨は必要です。庭に水もまかねばなりませんし。
因みにアメリカで一番雨が多い都市はアラバマ州のモービルで1,675㎜。あまり多くないですね。ハワイを除くトップ10はこちら。
ハワイを含むと、全米の都市で一番雨が降るのは、ヒロなのです。