本年もよろしくお願いします!
2025年は、コナの不動産市場にとって「転換」の一年でした。
数年間続いた在庫不足による極端に強い売り手市場から、よりバランスの取れた状態へとシフトしました。
「価格の妥当性」や「在庫吸収率」、「物件タイプ別の動向」など、これまで以上に精度の高い分析が求められる時代に入ったことを実感しています。今回は、そんな2025年を振り返りながら、最新データを交えて2026年の動向を読み解いていきます。
コンドミニアム市場:明確な調整局面へ

保険問題が落ち着き始めているコンド市場ですが、売り物件数(Active Listings)が年末年始にかけて大きく増えました。一方で成約物件数(Pending Sales)は減少。これにより、在庫吸収率は鈍化しています。
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月換算在庫(Months Supply):6.4ヶ月分
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中間単価:前年比9%下落
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成約までの日数:57日へ増加
これは、買い手の選別意識が高まっている証拠でもあり、勢いで売買していた数年前から、じっくり吟味する取引へと移り変わっていることがうかがえます。

ただし、懸念されていた「コンドミニアム保険問題」が、ここに来てやや落ち着きを見せ始めており、価格の調整が進んだコンドミニアム市場では、2026年の冬から春にかけて市場に動きが出るかもしれません。
一戸建て市場:緩やかな調整で推移

一戸建て市場は、コンドに比べると比較的穏やかな動きでした。
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中間価格:前年比2.1%減(約$1,250,000)
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在庫:年末に大幅増(12月→1月で+11%)
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月換算在庫:5.7ヶ月分(過去5年で最も吸収が遅い水準)
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成約までの日数:約30日(コンドミニアムより早く動いています)
高価格帯の物件ではやや足踏み感もありましたが、全体としては堅調な需要が見られました。こちらも、通常2月まで在庫が増加する傾向があるため、春に向けての動きに注目です。

注目ポイント:どの価格帯が「壁」に?
この数か月で、最も買い手の抵抗が見られたのは、$3M〜$10Mの価格帯。
一方で、$10M以上の超高額物件は、比較的安定した需要を維持しており、ラグジュアリー市場でも「二極化」が進んでいる印象です。

よくある質問にお答えします
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Q: コナの不動産市場は減速していますか?
→ バブルのような過熱感は落ち着きましたが、安定感のあるバランス市場に変化したと言えます。 -
Q: コナのコンドミニアムの価格は今後どうなりますか?
→ 調整は進んでいますが、保険状況の安定やハイシーズンに向けた需要増もあり、今後数ヶ月の動きがカギになります。 -
Q: 今は買い時ですか?
→ 市場は「買い手にとって有利な状態」に近づいています。物件をよく見極めて行動すれば、良い取引ができるチャンスも増えています。
2026年に向けて:ハイシーズンを前に考えるべきこと
ハワイ島の不動産市場は、エリアや価格帯によって動きが大きく異なります。
「コンド」か「一戸建て」か、「自宅」か「投資用」か。目的によって取るべき戦略も変わります。
気になるエリアや物件タイプがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。