今週のローカルニュース 2017年9月3日~9日

2017年9月3日:アイランドエア、ヒロ空港に乗り入れ検討
アイランドエアがヒロ空港に乗り入れを検討している。現在はコナ、ホノルル、カフルイ(マウイ)、リフエ(カウアイ)のみ乗り入れており、往復の航空賃は平均で220ドル。同社は現在ハワイ州内で265便を運行しているが、これを476便に増便することが当面の目標だという。今年で35周年を迎えるアイランドエアは、2013年にオラクル社のラリー・エリソンが買収した。

9月3日:1000教室
イゲ知事は公約通り、今年1000教室にエアコンを設置することに成功した。今週ナナクリ小学校の教室に設置されたエアコンをもって、1000教室に達したという。今年中にさらに300教室にエアコンが取り付けられるという。ハワイ州は州内の公立校を暑い順にリストアップし、エアコンを導入している。州内には11000校あり、そのうちの5000校にエアコンが設置されているという。

9月5日:ビッグアイランド・フェア
昨年は台風の影響でコナには来なかった移動式遊園地だが、今年は予定通りコナのオールドエアポート公園でビッグアイランド・フェアが開催される。過去30年で開催されなかったのは昨年だけという。

9月6日:イゲ知事がホノルル鉄道救済法案に署名
先週ハワイ州議会が採択した、TAT(短期宿泊税)率の増率法案をイゲ知事が承認した。これによって6か月未満の短期宿泊にかかる税金は9.25%から10.25%にあがることになる。ハワイ郡(島)を含む他島の議会は軒並み増率に反対したが、人口の多いホノルルの前には勝ち目はなかった。税金の増収はホノルルの鉄道建設費にあてられる。

9月7日:緊急事態宣言
キム・ハワイ郡長が、ハワイ島の水道供給にたいして緊急事態宣言を発動した。現在13の井戸のうち5つのポンプが故障しており、年初めから水不足が続いている。この緊急事態宣言により、部品調達手順を簡素化することが可能になり、またナショナルガードの援助を求めることが可能になる。コナは一日平均1100万ガロンの水を使うが、最近の節水の努力により現在は800万ガロンの使用量にとどまっている。理論上は2200万ガロンくみ上げることが可能だという。

9月9日:ハワイの税収
経済専門家によれば、ハワイの税収は今後2年間増え続け、4000万ドルの増収が見込めるという。観光業と建設業の好調から今年のハワイ州の税収は4%伸びる見込み。今年7月まで14か月連続で観光客数と支出額が伸び、16億ドルに達している。7月のホテル税は24%前年より伸びたという。