今週のローカルニュース:2017年8月27日~9月2日

2017年8月27日:ハワイ大学ヒロ校の入学生減少
9月から新学年を迎えるハワイ大学ヒロ校だが、入学生の数が昨年度の3600人から3446人に減少した。これは4.3%のマイナス。現在同大学では学生数を増やすための計画を実施中であり、それによれば、2019-20年度は1.2%の増加に転じることになっているという。同大学では現在新しい学長も探している。

8月30日:医師不足解消に向けて
ハワイ島の医師不足を解消するため、ハワイ郡は医師サポートNPOと組んで、ハワイ島の医師サポートNPOを設立することを発表した。現在ハワイ島では特に内科医が不足しているという。まずは医師の卵に、トレーニングの場としてハワイ島を選んでもらえるよう、交通費や家賃などを補助していく。それによってハワイ島を勤務地として選んでくれることを期待しているという。統計では、トレーニングを受けた場所を勤務地として選ぶ確率が高いという。

8月31日:ホノルルの鉄道計画救済
ハワイ州上院議会と下院議会は、雪だるま式に膨らんでいるホノルルの鉄道計画に救済に向けて、TAT(短期宿泊税)の1% 値上げを了承した。これによりこれまで9.25%だったTATは10.25%となる。TATは6か月未満の宿泊賃料にかかる税金。あとはイゲ知事の承認を待つばかりだが、知事は了承する意向を見せている。24億ドルに膨れ上がったホノルルの鉄道計画は未だ半分しか完成しておらず、予算は最初の予定より倍以上に膨れ上がっている。

9月1日:電力グリッドのアップグレード
ハワイの電力会社(HECO)が先週3%の値上げを実施したばかりだが、ハワイ電力は今後グリッドを双方向にするため、2億ドルの追加設備投資を行うことを発表した。ハワイ州は2045年までに100%再生可能エネルギーに移行する予定だが、現在の設備ではこれは実現不可能だ。ハワイ電力によるインフラ設備のアップグレードは各世帯毎月2ドル程度の負担になる見込みだという。

9月1日:ハワイ州の犯罪率が過去最低
ハワイ州の調べによると、ハワイ州の犯罪率が1975年に統計を取り始めてから最低水準になったという。2016年は10万人にたいして3206件。

9月2日:ハナブサ議員が立候補
連邦下院のハナブサ現職議員がハワイ州知事に立候補することを表明した。現職のイゲ知事もハナブサ議員も民主党。

9月2日:ワイメアの道路拡張工事
ワイメアのマッドレーンからマナロードまでの道路が拡張されるが、その予算の80%は連邦で、20%はハワイ郡。総予算は2500万ドル(およそ30億円)。各レーン7.5フィート広げ、左折レーンと側溝も追加する。