2017年5月14日:固定資産税率の引き上げ?
税収不足により、ハワイ郡のキム郡長は固定資産税の税率を一律6.5%引き上げる見込みだ。これによって固定資産税収入は2150万ドル増え、合計3億ドルとなる。現在ハワイ郡(島)の固定資産税率は非居住者が評価額(市場価値)のおよそ1%。居住者は0.65%となっている。この固定資産税のうち、実に7割はハワイ島西部から北部で賄っており、不平等だという声も上がっている。フアラライ、クキオ、マウナラニ、ワイコロアのリゾートが集まるコナ・サウスコハラの第8選挙区は固定資産税収入のなんと32.9%を賄っている計算。ワイメア、コハラ、マウナケアリゾートのある第9選挙区は20.3%。コナとサウスコナがある第7選挙区は16.1%を賄っているという。

5月14日:マウナラニ・リゾート売却へ
現在東急電鉄が保有しているマウナラニリゾートが、カリフォルニアの不動産投資会社、プロスペクト・ヒル・グループの子会社に売却されることが明らかになった。売却額や条件は明らかにされていない。東急の五島家によってつくられた、3000エーカーの巨大高級リゾートはいよいよ東急の手を離れることになる。従業員の解雇やリゾート運営面は変更は当面予定していないという。

5月15日:移動式トサツ場
50万ドル以上の費用と、長い年月をかけてようやく移動式のとさつ場が誕生した。現在ハワイ島には2箇所のトサツ場があるが、大手業者の注文をさばくので手一杯だ。ハワイ島の自給率を上げるために、移動式トサツ場のプロジェクトがスタートした。トサツ場は連邦政府の管轄であり、検査が厳しく予想よりも実現に時間がかかったという。現在はケアラケクアのホクカノ・ランチで処理を行っている。一般消費者がその場で購入できるようにするには、さらに30万ドル程度の追加投資が必要だという。将来的には一般消費者がその場で肉を購入できるようにする予定だ。

5月19日:クアベイのライフガード常駐は実現せず
ハワイ島で人気のクアベイで事故が多いことから、ライフガードを常駐させる法案が議会で審議されていたが、結局成立しなかった。法案推進派は今後も法案化を目指していくという。

kua-bay撮影5月21日

5月19日:サドルロード延長計画
現在ダニエル・イノウエ・ハイウェーに改名されたサドルロードの延長計画が進んでいる。コナの190号にぶつかる形で終わっているがこれをワイコロアリゾートがある海沿いの11号まで抜くという計画。ワイコロアビレッジへ続くワイコロアロードを一部つかうか、もしくはまったく別のルートをつくるか、現在審議が行われている。現在は一般市民の意見を募集している。緑、赤、青の3つの候補が描かれている。

saddle

5月20日:おたふく風邪
ハワイでおたふく風邪が流行っている。これまで46件がオアフ島で確認され、カウアイ島で1件。ハワイ島でもパホアで1件おたふく風邪と見られる症状が確認されたという。米国では、1967年には年間15万人が罹っていたおたふく風邪だが、予防接種により1985年には米国全体でたった3000件まで激減した。ハワイ州衛生局は注意を喚起している。