今週のローカルニュース

2016年5月15日:ハワイ・コミュニティカレッジコナ校(パラマヌイ)で初の卒業式
8月から開校したコナ空港北のハワイ・コミュニティカレッジ で、およそ70人の大学生が卒業式に出席した。コミュニティカレッジとは、地域に根ざした2年制の高等教育であり、日本の短大のようなもの。

5月16日:運転中のスマートフォン使用による違反者急増
ハワイ島警察は、運転中のスマートフォン使用による違反数が2014年には2904件、2015年には2297件、そして今年は4ヶ月で703件であることを明らかにした。この2年強の期間でもっとも違反者が多かった地域はコナで2342件、ヒロが次で1932件、サウスコハラで599件となっている。違反で特に目立つのは、テキストの送受信で、もっとも危険な行為とされている。運転中のスマートフォン利用の違反罰金は297ドルだが、工事区間、学校区間の場合にはこれに307ドルが加算される。ハワイ州の法律では、運転中の電子機器使用は、完全にエンジンが停止していなければならない。

5月17日:発泡スチロール禁止法案
ハワイ島議会の環境管理委員会は激しい議論の末、5対4で発泡スチロール容器の使用を禁止する法案を議会に送ることを決めた。議会であと2回審議、採決の後ハワイ郡知事の判断にゆだねられる。この法案が可決されるとハワイ島のレストランやスーパーが発泡スチロールの容器を使うことができなくなる。ハワイ島のスーパーはすでにビニール買い物袋の使用が禁止になっている。

5月18日:ハワイ島のレストランが銀座にオープン
ヒロとワイメアに店を持つ「ハワイアン・スタイル・カフェ」が東京、銀座にオープンした。日本店の名称は「ガイとジョーのハワイアンスタイルカフェ」。直径25センチのパンケーキが売り。品数はハワイ店よりも減らし、味も日本人の口にあうようにアレンジしているという。パンケーキは一枚1500円。2枚で2200円。コーヒーは一部コナのサンダーマウンテンコーヒーを提供しているが、ハワイで使っているソーセージ類は輸入できず、レシピにそって日本で生産しているという。ハワイアンスタイルカフェは1993年にワイメアにオープンし、2005年にヒロにオープン。トリップアドバイザーやイエルプで常に高い評価を得ている。

5月19日:コナ・ナイチンゲールの最後
コナ・ナイチンゲール(その鳴き声によって名前がついた)といえば、ロバ。元々はコナコーヒーなどの運搬用として利用されていたものが、野生化して19号線車などで事故を起こすことが近年問題になっていた。2010年の時点で野生ロバは500頭と見られていた。その後、ボランティア団体がロバに番号をつけ、今年までに450頭がボランティアに捕獲され、地元の牧場や米国本土 の施設などにもらわれていった。今年は最後の50頭が捕獲され、ワイメアのアイナ・ホウ動物病院で、希望者に引き渡される。ロバは社会性の強い動物なので、引渡しの条件として、他のロバまたはヤギと一緒に飼育される環境が義務付けられている。これをもって野生のロバがコナから姿を消すことになる。

5月20日:キラウエア火山国立公園の入園料が値上げ
キラウエア火山国立公園 の入園料が6月1日からそれまでの15ドルから20ドルに値上げされることが明らかになった。歩行者、自転車は8ドルから10ドルに値上げになる。これは3年計画の一環で、2017年には入園料が25ドルになる。入園料は1997年から据え置きだったが、ヨセミテやグランドキャニオン国立公園の30ドルに足並みをそろえていくことになる。