あろは。

早くも9月です!!あまりに月日が経つのが早いのでちょっと焦ります。年を取ってきた証拠でしょうか。

無事にコナビスタの戸建ての売り物件の取引がクローズしました。95万5千ドルでした。購入者はサウスカロライナ州からの方でした。

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さて、コナとハワイ島の不動産市場アップデートです。 1~3月の杯ハイシーズン、そして6月~8月の準ハイシーズンが終り、不動産市場はもっとも静かな時期に入ります。

さて、このブログの読者の多くの方はハワイ島平均とコナの不動産はまったく異なることはお分かりであると思います。
例えば、ハワイ島の戸建ての中値は33万ドル(前年比+5.77%)ですが、コナの不動産の中値は 55万ドル(+0.925)です。

オアフ辺りの不動産業者ですと、ハワイ島は安いですよ、と言うらしいですが、コナとコハラコーストはハワイ州でも不動産価格は高いのです。場所によって大きな開きがあることを理解しておくことが重要です。
安い場所は安いなりの理由がありますので、価格だけで飛びつかないことをお勧めします。
逆にコハラコーストでは、5億円から20億円の家がゴロゴロあります。ということで、このウェブサイトでは主にハワイ島といえばコナを含むハワイ島西部のことを指します。高ければよいというものでもありませんから、やはりライフスタイルに合ったものを選ぶのが一番ですね。

コナの中値は昨年およそ24%上昇し55万ドルに達しました。コンドミニアムが+14%です。コナの戸建てはボトムの2012年頃は37万ドルあたりまで下がりましたので、かなりの回復です。

2006年のピークは64万ドルでした。

中値ですから平均ではないのですが、これは要するに一番売れている価格帯を指します。今コナでは40万ドル以下ではまともな家は入手するのは難しくなっています。

  • コナの戸建ての売り物件数は:219
  • この12ヶ月で 売れた物件数:430軒
  • 現在の成約物件数:72件

冬場のハイシーズの成約数は100件は軽く超えていました。

今年になって売れている物件で50万ドル以下のものは全体の40%。昨年は56%が50万ドル以下でした。

ただし、今年は価格の伸びが鈍くなっており、昨年のような価格上昇を見込んだ価格設定の家は売れていません。
バイヤーは価格には非常に敏感です。市場に応じた価格設定が大切なのです。交渉による平均値引き率はおよそ4%です。
10%市場価格から離れていると、内覧回数が極端に減ります。高くつけて、あわよくば。または高くつけて交渉で安くしてもよい、という戦法はうまくいったためしがありません。
きっちりと市場調査をして、価格を見極めてから交渉に臨みましょう!

最後にハワイの不動産市場は米国西海岸の不動産市場の後を追う傾向があります。一般的には1年遅れといわれています。
昨年コナの不動産市場が躍進したのは、やはり1年遅れていました。今年コナの不動産市場がおちついているのはうなずけます。 ロス、サンディエゴなどが年率2%~5%の伸びなので、コナも来年はこの辺りに落ち着くと予想されます。
ハワイのバイヤーの多くはカリフォルニア州からです。ここの景気に左右されるのはよく分かります。

株式市場の混乱が’どのように不動産市場に影響を及ぼすのかじっくり観察したいと思っています。

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