今週のローカルニュース:2017年8月20日~26日

2017年8月20日 キラウエア噴火35年
キラウエア火山は、プウオウ噴火口から噴火を開始してもうすぐ35年になる。噴火は1983年以来途切れておらず、これはキラウエアの最近500年の噴火活動で最も長いという。プウオウからの噴火は1983年1月に始まり、現在も溶岩は海に流れ込んでいる。キラウエア山頂のカルデラの溶岩湖では溶岩の量は日によって変わっているが、カルデラの地表からおよそ30m~50mの間で推移している。現在はキラウエア火山の溶岩流による建物や、人への危険はない。
 
8月22日:季節外れの雪
マウナケア山頂で積雪が観測された。この前の積雪は5月。マウナケア山頂の観測所の職員によれば、この時期の雪は珍しいものではないのだという。
 
8月23日:電気料金の値上げ
ハワイ州はHELCO(ハワイエレクトリック・ライト・カンパニー)による3.4%の値上げ申請を認めた。これにより、平均で毎月4.98ドル電気代が上がるという。ハワイ島住民の電気料金の平均は162.58ドル。
8月23日:ミサイル警報
毎月1回の津波警報のテストに加えて、ハワイ州はミサイル警報のテストを実施することを検討している。ハワイ州の緊急管理局は11月か12月からスタートしたい構えだが、まずは各郡と調整をするという。
8月24日:ホノルルの高層コンドミニアム
先月ホノルルのマルコポーロ・コンドミニアムで火災があり、3名が亡くなった。ホノルル市長は全ての高層コンドミニアムに防火スプリンクラーを設置することを義務付ける法案を提出したが、ホノルル議会はこの法制化を見送った。現在ホノルルでは、1975年より前に完成したコンドミニアムはスプリンクラーシステムが義務付けられていない。スプリンクラーの後付けにかかる費用はオーナー負担となるため、住民からは反対の声が多いという。
8月25日:コナの支援住宅計画のディベロッパーが撤退
現在コナで進行中の大規模支援住宅のカマカナ・ビレッジ建設のディベロッパーが撤退することになった。この大型プロジェクトは現在ケアラケヘ高校の近くで進行中だが、入札で開発権を手にしたフォーレスト・シティ社は開発から身を引くという。同社のビジネス環境の変化により、プロジェクトを続けるのが困難になった。ハワイ州はこれを受け、今後開発権をどこの会社に渡すかを検討中。ホノルルベースのスタンフォード・カー社になることが有力視されているという。
8月25日:コナのハイウェー拡張工事
ホノコハウから空港までの第2期道路拡張工事が進んでいる。コハナイキから空港までの区間を海側の新しい舗装道路に切り替え、従来の道路は再舗装などの整備を行う。
 
8月26日:コナ・ブリューイング・カンパニー
ハワイを代表する地ビール会社、コナブリューイング・カンパニーの移転が遅れることが明らかになった。当初は新しい醸造所とレストランをすぐ近くに2018年終わりをめどにオープンさせる計画だったが、下水の問題で計画が遅れており、オープンは2019年春ころになるという。この醸造所が完成した暁には、生産量は現在の9倍の10万バレルが見込まれている。生ビールおよび缶ビールはコナで製造するが、瓶ビールはこれまでと変わらず米国本土で製造する計画。