今週のローカルニュース:4月16日~4月22日

2017年4月16日:カハルウの開発プロジェクトに異議
カハルウビーチの近くに306世帯のタイムシェアプロジェクトの建設計画が進んでいる。これに対して近隣住民はハワイ州と郡に対して異議を申したて、公聴会が開催されることが決まった。理由は様々だが、多くは遺跡の保全と交通渋滞を理由に挙げて反対している。カハルウ地区は元々ハワイアンが多く居住していたことから、埋葬地や神殿跡が多い。またケアウホウとコナをつなぐアリイ・パークウェーの建設が遺跡問題で目処がたたないうちに、こうした大規模開発を許可するのは時期尚早という声も多い。

4月17日:メリーモナークフェスティバルがスタート
フラの最大の祭典、メリーモナークがヒロでスタートした。注目の金曜日のコンテストには女性グループ(ワヒネ)が20組。男性(カネ)が9組出場し、フラのスーパーボウルといわれるメリーモナークの栄誉を勝ち取るため熱い戦いが繰り広げられる。今年は昨年の総合優勝したサニー・チングのハラウや、 女性総合優勝のジョニー・ラムのハラウが出場しないため、どこが優勝するのか、興味深いところだ。金曜日がカヒコ(伝統的フラ)。土曜日がアウアナ(モダン)フラのコンテスト。

4月19日:ハワイ郡とコンポスト処理施設施工元が合意
キムハワイ郡長が、コンポスト処理施設の建設をキャンセルする意向を明らかにして以来、議会をも巻き込んでもめていたが、キム郡長と業者の間で話し合いがついたという。それによれば、業者は費用をおよそ150万ドル削り、また建設地を変更するという。現在は地元住民からの反対が強い。

4月20日:違法溶岩ツアー
違法溶岩ツアーが摘発されて話題になっているが、このたびハワイ州は違法に操業していた代表者と会社に対して合計14万ドルの罰金を課すことを検討している。これに対して摘発されたホオクプ・フィッシュ・カンパニーは、不服申し立ての審問の開催を要求している。同社のボートはレクリエーション用のライセンスであり、商業ライセンスではないという。

4月22日:ハワイの再生可能エネルギー
アース・デイにちなんでハワイの電力会社である、ハワイ・エレクトリック社が再生エネルギーへの取り組みついての最新データを公表した。それによれば、ハワイエレクトリック社の電力のうち、再生可能エネルギーが占めている割合は26%。そのうちの3割以上は太陽発電。ハワイ州は全米一太陽発電量が多い。太陽発電とほぼ並んで風力発電が29%。バイオマスが19%、11%地熱発電だという。ハワイ島では電力のうち、5割以上を再生可能エネルギーで賄っている。マウイが37%。オアフは19%・。